一般社団法人神奈川県建築士会 防災・災害対策委員会

▼ 2024年01月11日
令和5年度災害時住宅相談体制検討会 企画
「被災住宅建築士相談員」スキルアップ講習会

「被災住宅建築士相談員」スキルアップ講習会

日時:2024年1月11日  15時 ~ 17時30分

場所:神奈川県建設会館 2F講堂(オンラインとのハイブリット開催)

内容:

  1. 1.浸水被害住宅の応急復旧の重要ポイント
  2. 2.被災者相談の体制づくり
  3. 3.被災住宅の相談窓口業務について
「被災住宅建築士相談員」スキルアップ講習会「被災住宅建築士相談員」スキルアップ講習会

河原委員が講師の一人として登壇した講習会。委員会メンバーも多数が参加し研鑽を積みました。

折しも、元日に令和6年能登半島地震が発生した直後での開催となり、湯本講師にあっては、まさに石川県からの支援要請に応じて、長野県応急危険度判定員派遣コーディネーターとして情報収集・調整・連絡とりまとめ等をする大変な状況下でありました。冒頭、判定活動についての実情をお話しいただき、閉会後には特別に時間を設けて、会場の質疑応答にご対応くださいました。

建築士の災害時の対応・支援について、緊迫感あるリアルな話と合わせて、盛りだくさんの講習会となりました。“水害と震災後の相談対応について、大変な情報量の講習会でしたが、わかりやすく解説いただき、参加して良かった”などの感想が寄せられました。

★当日の資料から

セミナーの配布資料から、ほんの一部ですが抜粋しました。ぜひご覧ください!
セミナー配布資料(一部抜粋)

★動画のご案内

1人でも多くの方に、このセミナーを聴いていただきたく、アーカイブ動画の公開を予定しています。配信が決まり次第、別途お知らせいたしますのでぜひご視聴ください!

★SALON110号掲載予定

セミナー講師の湯本氏が、令和6年能登半島地震での活動などについて特別寄稿されました。SALONに掲載されましたら、ぜひご一読ください!

▼ 2023年09月17日-18日 防災推進国民大会
「ぼうさいこくたい2023 KANAGAWA」出展

防災推進国民大会「ぼうさいこくたい2023 KANAGAWA」出展

日時:2023年9月17日、18日  9時 ~ 18時

場所:横浜国立大学

出展内容:

  1. (発表)建築時期別木造住宅の被害状況と住宅耐震性能・耐震改修について
  2. (発表)台風19 号を被災して考える防災まちづくりの未来
  3. (体験)耐震模型実験
防災推進国民大会「ぼうさいこくたい2023 KANAGAWA」出展防災推進国民大会「ぼうさいこくたい2023 KANAGAWA」出展

毎年全国を巡って開催される「ぼうさいこくたい」が地元横浜で開催されるということで、日本建築士会連合会とともに応募、審査を通過し出展に至りました。当委員会としては、連合会の災害対策委員でもある河原委員が登壇して二つのテーマで発表をし、また耐震模型を使って耐震性の有無による建物被害の違いを知る体験を提供しました。

防災推進国民大会「ぼうさいこくたい2023 KANAGAWA」出展防災推進国民大会「ぼうさいこくたい2023 KANAGAWA」出展防災推進国民大会「ぼうさいこくたい2023 KANAGAWA」出展

「好天に恵まれ…」といえば聞こえはいいけれど、実際のところは「トンデモナイ酷暑」の中、耐震模型実験は屋外テントにて行われました。休む間もないくらいの大盛況で、委員会メンバーはもちろん、事務局や理事、他の委員会の方々などにもご協力いただき、なんとかやり切ることができました。ありがとうございました!

★SALON109号掲載

当日の様子や実験参加者アンケート集計結果などが詳しく掲載されています。ぜひこちらからご覧ください。
ぼうさこくたい2023~神奈川の関東大震災から100年の教訓を未来につなぐ~の振り返り

★ぼうさいこくたい2023

防災に関する活動団体や機関が全国から集結し、様々な発表や発信を行う日本最大級の防災イベントです。

ぼうさこくたい2023公式サイト

当委員会が参加したオリジナルセッションOs-7

(一社)神奈川県建築士会紹介ページ

(公社)日本建築士会連合会紹介ページ

▼ 2023年08月03日 浸水対策セミナー

激甚化する水害と「浸水被害住宅の技術対策マニュアル」の活用について

激甚化する水害と「浸水被害住宅の技術対策マニュアル」の活用について

日時:2023年8月3日  18時 ~ 20時

場所:神奈川県建設会館 2F講堂(オンラインとのハイブリット開催)

講師:

  1. 第一部 (公社)日本建築士会連合会 災害対策委員 河原典子氏
  2. 第二部 (公社)長野県建築士会 理事・防災委員長 湯本和正氏

近年増加傾向にある水害に対し、建築士はもちろん、発災対応やその後の復旧復興に携わる行政職員や技術ボランティアの方々にも広く参加を呼びかけて開催しました。

第一部では、浸水被害からの復旧に役立てていただくことを目的として作成された『浸水被害住宅の技術対策マニュアル』(公社・日本建築士会連合会/2023年3月発行)の内容紹介とともに、活用方法について解説していただきました。

また、第二部では「令和元年東日本台風」の際に長野県建築士会が実際に行った被災者支援についてなど、被災現場で巻き起こる実情を、熱く詳しく語ってくださいました。

★動画のご案内

1人でも多くの方に、このセミナーを聴いていただきたく、アーカイブ動画を公開しています。セミナー資料も入手可能ですので、ぜひこちらからご覧ください。

★SALON108号掲載

セミナーの内容や参加者アンケート集計結果などが詳しく掲載されています。ぜひこちらからご覧ください。
委員会活動報告:8月3日防災・浸水対策セミナーの振り返り

▼ 2023年03月16日 報告会&予告会

3月16日18時~19時半 オンラインにて、
「1月22日防災イベント報告会&予告会」を開催

これまで交流のあった新潟、東京、山梨、栃木、千葉建築士会、神奈川県や各市の行政ご担当者、地域防災に取り組んでいらっしゃる59名のオンライン参加いただき「報告会&予告会」を開催いたしました。

【二部 予告会】

意外と知らない「応急危険度判定」について「応急危険度判定」の目的と「り災証明」の違い

応急危険度判定とは、人命に危険を及ぼす余震等での倒壊や、落下物に注意を促し、二次災害を防止するための短期間で危険の度合いを判定するものです。

行政発行「罹災証明書」のための住家被害認定調査とは異なります。

〇相模原市、川崎市、愛甲郡愛川町の「応急危険度判定」についての訓練や体制整備の状況を紹介。

・今後、応急危険度判定を実施のための実地訓練や研修、災害時の体制整備を県市、建築関係団体と協力して整え、連携していく必要があります。

〇1995年阪神淡路大震災時「応急危険度判定」
(村島担当常任理事)

報告会&予告会 報告会&予告会

[時事通信ニュース速報]記事

報告会&予告会

1/19 11:38:◎被災地の建物の危険度を緊急検査
=静岡、神奈川などの応援部隊活躍=
検査で二次災害の恐れがあると判断された建物には「使用禁止」と書いた紙を張り、注意喚起する。

被災地でのリアルな経験者の話は説得力があり、災害時の想像を絶する混乱した状況を、少しでもイメージする機会となり、また、ぜひ話を聞きたいとのリクエストもありました。

●「浸水被害住宅の 応急・復旧対策 実用的な 技術マニュアル」について

現在、連合会で編集しているマニュアルの考え方、内容について予告いたしました。

  1. ・実体験を通した 応急処置や復旧・復興対応の知見をもつ被災地の建築士に学ぶ
  2. ・通常の 建築士活動や職能だけでは対応が難しい、予想外の現場の緊急対応や行動について、被災地での実体験・貴重なデータを集めた実用的マニュアル
  3. ・今後の防災や災害復興に役立つ 応急処置の参考となる効果的で信頼性の高い情報提供
  4. ・水害特有の応急処置や応急修理等の応急復旧工事の手順や基本的な技術的なアドバイスのよりどころとなるマニュアル
  5. ・被災現場でのボランティアが注意する必要がある現場での撤去事例について
  6. ・生活再建での住宅相談員が参考にできる相談員の心得と相談事例集を掲載
  7. ・水害後の復旧までの流れと注意点、「対応すべき事項」のそれぞれの作業の注意点や作業のポイント

●被災者生活再建のための支援制度と支援活動の大切さと課題について、少しだけ紹介いたしました。

報告会&予告会

アンケート結果

3月16日【報告会&予告会】アンケートについて

▼ 2023年01月22日 「何をどう 大災害に備える?!」

第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて

「何をどう 大災害に備える?!」
~70周年記念事業・建築士の日 防災イベント~

防災・災害対策委員 湘南支部 小檜山 巖

日時:令和5年1月22日 (日)12時~15時

場所:横浜そごう前ホール 新都市プラザ

22日昼過ぎ2時間で200組を超える来場者を迎えて開催しました防災イベントの報告をいたします。

第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて

会場を右側から見ると、防災塾・だるまの皆さんによる「防災グッズ・パンフレット」コーナーがあり、防災備品や非常食など、なるほどというアイデアが紹介されていました。その奥は、絶妙な問いとイラストの「〇×クイズコーナー」や「被災者生活再建カードコーナー」にはたくさんの人が集まり、説明を聞きながら、回答しようとチャレンジしていました。中央には今回のイベントの目玉である、耐震模型の実験コーナーがあり、子供たちが並んで実験に参加してくれました。その奥には建築相談コーナーとして、横浜市のアボイド(回避)マップ(=ハザードマップ)とアンケート回収・プレゼントコーナーを置きました。左側には(一社)神奈川県建築安全協会による熊本地震被災地の復旧前後対比写真及び応急危険度判定活動中の写真を展示しました。

第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて

耐震実験模型は、2階建て木造住宅の骨組みの模型で、初めは、重い屋根で筋かいを少なくした実験です。少し引くだけで大きな音を立てて、フニャッと倒壊してしまいます。実験者も見学者も通行人も、とてもびっくりします。でも大丈夫。柱、梁の端部にはゴムとマグネットが仕込んであり、簡単に模型は立ち上がります。次は、軽い屋根に替えて、筋かいや壁を追加した実験です。今度は押しても引いても、なかなか倒壊しない。子供たちは、ほっとした表情になり、周りで見守っていた大人たちも納得する。というものでした。

第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて

クイズ・アンケートは150部用意しましたが14時頃には残り少なくなり、増刷に慌てました。178人の来場者にアンケートのご協力をいただき、盛況でした。クイズは絶妙な、少し難しい設問のクイズは話題作りにもなりました。「設問1 応急危険度判定は、何のために行うのでしょうか」については、応急危険度判定を知っている人は皆無でしたが、(一社)神奈川県建築安全協会による「熊本地震被害写真・応急危険度判定活動中の写真展示コーナー」で、写真を見ながら目的を理解していただき、様々な対話をしながら、地震防災の必要性の話をすることができました。新築後年数の経った古い家に住む方には耐震診断をお勧めして、アボイドマップの説明コーナーに誘導することができました。

アンケートには「防災を見直すきっかけになり、ためになった。」などの感想が寄せられました。

アンケート結果

1月22日防災イベント アンケート結果

1月22日防災イベント報告

第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて 第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて 第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて 第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて 第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて 第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて 第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて 第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて 第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて

▼ 2022年11月22日 (一社)神奈川県建築士会 創立70周年 記念誌
「これまでの10年」「これからの10年」

創立70周年記念誌 これまでの10年・これからの10年

令和4年11月22日(火)記念式典・記念講演会開催

(一社)神奈川県建築士会は、昭和27年2月2日に設立し、このたび創立70周年を迎えました。これまでの70年の活動を礎に、71年目以降の「未来へ。」をスローガンに掲げ、70周年記念事業として、令和4年11月22日(火)に、記念式典・記念講演会を開催し、記念誌の発行をいたしました。

記念誌に寄稿しました防災・災害対策委員会の「これまでの10年」「これからの10年」を紹介いたします。

「これまでの10年」「これからの10年」

▼ 2022年10月14日
第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて

2022年10月14日第64回建築士会全国大会「あきた大会」が開催され、徳島士会、岡山士会と並び、神奈川県建築士会防災・災害対策委員会の河原委員長が神奈川県の「災害対応マニュアル作成の経緯と防災・災害対策委員会活動」について発表をいたしました。

第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて

防災まちづくりセッション

1.被災地住宅相談・災害時支援要請対応マニュアル

2.被災者生活再建支援制度と支援活動の課題

防災・災害対策委員会 河原 典子

徳島士会、岡山士会と並び、神奈川士会の災害対応マニュアル作成の経緯と防災・災害対策委員会活動について発表をいたしました。

第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて

1.当会は、2004年新潟県中越地震、2007新潟県中越沖地震の発災において、日本建築士会連合会 関東甲信越ブロック会の要請を受け、被災地住宅相談のため、会員を派遣しました。会員確保、現地での対応など、 初めての被災地住宅相談体験の苦労と反省から、相談員を登録制とし、緊急連絡網の体制を整え、 毎年更新しています。2011年に常設の防災委員会となり、今年度、防災・災害対策委員会に名称を改め現在に至っています。

2020年3月に「神奈川県被災地住宅相談・災害時支援要請対応マニュアル」は完成しましたが、引き続き、県、市、災害時建築相談対策協議会と検討会を重ね、連合会災害対策委員会取組みにも呼応して、災害時に備えて、マニュアルをより具体的にわかりやすく更新するために目下検討中です。

第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて

2.2022年3月「災害と防災を考える」~被災者支援制度を知る~セミナー開催をしたことから、問題提起と課題の共有をさせていただきました。

  1. (1).初動について(発災直後からの行動計画)
    発災直後、災害対策本部設置、緊急連絡会議開催
  2. (2).情報発信と現地支援説明会について
    情報発信は重要。HPやツイッター 方法・手段など見直し必要。相談会参加者に対しては「現地被災者支援制度説明会」実施
  3. 第64回建築士会全国大会あきた大会「防災まちづくりセッション」にて
  4. (3). 「罹災証明書」が基になる申請主義
    現行の支援制度では、「罹災証明書」が大変重要。
    建築士は証明書の内容精査に関われる役割もある。
    支援制度の情報を案内→被災者が現実的な解決、生活再建の方向性を見出せるようにすることが重要。
  5. (4). 「士業の枠を超えて下さい」
    「建築士」というバリアを設けず、被災者の方と一緒に考える親切な親戚、オールラウンダーとして

▼ 2022年3月25日
永野先生講演: 「災害と防災を考える」~被災者支援制度を知る~ 報告

「災害と防災を考える」~被災者支援制度を知る~

日時:3月25日 18時~20時

場所:Zoomオンラインセミナー

講師:静岡県弁護士会・日弁連復興支援委員会副委員長 永野 海 弁護士

SALON 7月掲載: 「災害と防災を考える」セミナー報告他

「災害と防災を考える」~被災者支援制度を知る~ オンラインセミナーを終えて

前委員長 東二郎

3月25日(金)静岡県弁護士会所属、弁連復興支援委員会副委員長の永野海弁護士にご講演頂きました。建築士会も参加している神奈川県大規模災害対策士業連絡協議会会議資料の中に「弁護士会瓦版」があり、令和3年7月の熱海市土石流災害で被災された皆様に向けた「生活再建の手引き」の紹介記事が目に留まりました。

3月25日18時開始一択、日時指定という大変失礼なお願いを、勇気を出して、これまでに面識もない永野弁護士に依頼致しました。幸い、ご講演可能と快諾の連絡を頂いた時は大変嬉しく、講演会開催に向けた準備に勢いがついたのを覚えております。39名の方が参加されて、永野先生の活動体験に基づく貴重なお話と、災害時、具体的にどのような支援ができるのかを、大変わかりやすく事例やクイズを交えた構成で、2時間があっという間に感じました。「大変貴重な講演で、講師の熱意と積極的かつ具体的な取組みに、とても感心いたしました。」「作成された資料を惜しみなく開放してくださる姿勢にも感銘を受けました。」「目から鱗のような講演でした。」などと反響をいただきました。大変密度の濃い内容であり、シリーズ化して第2弾をお願いさせて頂きたいとの思いを強くした講演内容でした。

  1. 1.初動について
    発災日7月3日に弁護士会災害対策本部設置を決定、第1回会議開催とともに会長談話を発表するなど初動が素晴らしいと思うのと同時に、建築士会としての支援初動がどうあるべきかが、課題として投げかけられました。
  2. 2.情報発信と現地支援説明会について
    情報発信は重要であり、弁護士会HPやツイッターによる方法・手段などを参考に、本会も見直す必要があると思います。相談会参加弁護士や他士業への「現地被災者支援制度説明会」実施は、支援者にとって心強く、有効な支援活動の為に必要だと感じました。
  3. 3.「罹災証明書」が基になる申請主義
    現行の支援制度では、「罹災証明書」が大変重要です。建築士は証明書の内容精査に関われる役割もあり、支援制度の情報を案内し伝える事で、被災者が現実的な解決の方向性を見出せるように勇気づけ、申請して再建を可能にすることも示して頂きました。
  4. 4.「士業の枠を超えて下さい」
    一番衝撃を受けたのが、「士業の枠を超えて下さい」この語りかけです。大変重く感じました。支援制度の内容は、役所の方の守備範囲と思っていた私にとりまして、被災者の立場で支援を見直す良い機会になった講演でありました。(感謝)

感想・質疑応答

回答依頼アンケート資料(永野先生回答)

回答依頼アンケート資料(参加者感想)

アンケート結果

「災害と防災を考える」アンケート結果

動画紹介・ご案内について

密度が濃く、2時間のご講演全てをみなさまにご視聴いただきたいところなのですが、最重要部分を抽出したダイジェスト版は、関係者が自画自賛し、自信を持って全国のみなさまにご案内したい動画となっております。

災害時、具体的にどのような支援ができるのかを、大変わかりやすく、事例やクイズを交えた構成で、2時間があっという間に感じる講演です。
「士業の枠を超えて下さい。」
「被災者の方と一緒に考える親切な親戚のお兄さんお姉さん(おじさんおばさん)として支援制度を知る人が一人でも増えてほしい。」と、永野弁護士は語りかけます。
ぜひ、ダイジェスト版をご視聴願います。
なお、全編は、会員限定で公開しておりますが、ご視聴ご希望の場合は、以下に問合せください。

  • 問合せ先:(一社)神奈川県建築士会防災・災害対策委員会
  • E-MAIL: bousai-r@kanagawa-kentikusikai.com

■ダイジェスト版

■全編(会員限定:会員専用ページよりご覧いただけます。)
※全編の視聴には、ユーザー名とパスワードが必要です。

▼ 2021年12月16日
「岡山県における平成30年7月豪雨対応ヒアリング」のため岡山県建築士会訪問

かながわ災害時相談体制検討会一員として参加

岡山県建築士会豪雨対応ヒアリング結果

▼ 2021年9月6日-17日
SALON102号掲載: 防災ログセミナー受講報告

防災ログ「防災・減災オンラインセミナー2021」

日時:9月6日~17日

場所:防災ログWEBサイト「防災・減災オンラインセミナー2021」

講師:東京大学大学院工学系研究科 教授 池内 幸司氏

SALON102号掲載: 防災ログセミナー受講報告

「球磨川水害等の近年の豪雨災害の教訓と気候変動により激甚化する水害への備え」の聴講より

防災ログ主催の上記セミナーを聴講した動機は、毎年台風の時期になると、九州地方、中国地方などでの雨水による激甚災害がニュース報道され、昨年の熊本県球磨川の氾濫で特別養護老人ホーム「千寿園」の浸水被害があったニュースを見るにつけ、なぜ老人福祉施設を河川からそう遠くない場所に建設したのかという疑問があった。想像できるのは、土地の購入がし易く、広い敷地が確保できるという事があげられるのではないか。「千寿園」では避難訓練を年に2回行っていたが、避難計画に浸水想定は盛り込まれず、年2回の避難誘導訓練でも河川の氾濫は想定されていなかったそうであるが、「千寿園」は浸水ハザードマップの中に建てられていた。

球磨川全体の被害については地形的要因として、球磨川を囲む山に降った雨が周辺から人吉市の盆地に集まり、球磨川が海に排水されにくい山間狭窄部を流れる川であり、雨が溜まりやすい地形であった。

そのような地形に計画規模を超える大雨が降った事でハザードマップに示されたエリアも含めた川幅となり流れて浸水地域を広めていったようである。

ここで学んだことは、広くなった川幅が本来の川幅だったという説明に合点し、ハザードマップの示す重さを再確認した。

このように毎年水害がいたるところで発生する中2015年5月13日に水防法の一部改正が行われ改正事項について解説されている。

ソフト対策として想定し得る最大規模の洪水、内水、高潮に係る浸水想定区域を公表

ハード対策として民間による雨水貯留施設の整備に対する支援制度の創設

最後に対策として流域治水対策について説明があった。

    ①氾濫をできるだけ防ぐ・減らすための対策として流域全体で雨水や流水等を貯留する対策と氾濫水を制御する対策を効果的に組み合わせる。
    ②被害対象を減少させるための対策として水害リスクの高い地域での土地利用や住まい方の「規制」、水災害リスクのより低い地域への誘導
    ③避難体制の強化としてリスク情報の空白域の解消と経済被害の軽減として企業・病院・市役所等の水害BCPの策定の推進

以上を聴講し防災・減災を考えると災害リスクの高い地域における建築の制限が必要であると感じた。

防災委員会委員長 東二郎

▼ 2021年2月26日
台風19号被害から防災を考える(オンライン講演会)

台風19号被害から防災を考える(オンライン講演会)

~床上浸水住宅の現実と復旧の問題点から浸水地域・住宅の防水と課題~

日時:2月26日(金)18:00~20:00

場所:オンライン配信

講師:河原 典子

講習会開催報告

サロン99号に掲載しました。

委員会活動報告「台風 19 号被害防災を考える」

アンケート集計報告 (講演会の際に実施)

アンケート集計

士業連絡協議会第4回会議 セミナー報告

神奈川県大規模災害対策士業連絡協議会にて、セミナー開催報告をしてきました。

セミナー報告

▼ 2020年3月
神奈川県被災地住宅相談・災害時支援要請対応マニュアル

神奈川県被災地住宅相談・災害時支援要請対応マニュアル

「神奈川県被災地住宅相談・災害時支援要請対応マニュアル」が完成しました!!

防災委員会では、災害後に被災地住宅相談および災害時支援要請を想定し、その業務に対応するため、実践的に活用できるマニュアルを作成しました。ダウンロードし、ご自由にお使いください。

ダウンロードはこちら→ 災害時支援要請対応マニュアル

▼ 2020年2月6日-7日 第24回震災対策技術展・横浜

「第24回震災対策技術展・横浜」に防災委員が参加してきました。

日時:2020年2月6日~7日

場所:パシフィコ横浜

遠藤委員報告

東委員報告その1

東委員報告その2

▼ 2020年01月01日
SALON №94 特集: 第62回全国大会『北海道大会』

大学と地域の防災・減災ミーティング

SALON №94 特集: 第62回全国大会『北海道大会』

支部・委員会活動報告に防災委員が寄稿しました。

地域防災のツボ」~防災【も】まちづくりのすすめ~

▼ 2019年10月26日、12月01日
相模原市台風15号・19号被害住宅相談会(神奈川県大規模災害対策士業連絡協議会)

・第1回 被害住宅相談会会場:
  相模原市藤野総合事務所 2019年10月26日(土)

・第2回 被害住宅相談会会場:
  相模原市津久井保健センター 2019年12月1日(日)

相模原市台風15号・19号被害住宅相談会(神奈川県大規模災害対策士業連絡協議会)参加活動報告

才上(防災委員)

▼ 2019年10月10日~(全6回)
2019年度実践的防災まちづくりコーディネーター養成講座

日時:2019年10月10日(木)、17日(木)、31日(木)、
    11月7日(木)、14日(木)、21日(木)(全6回)13:30~17:00

場所:KUポートスクエア

主催:神奈川大学

共同企画:防災塾・だるま ホームページ

主催者のメッセージ

この講座は、首都直下地震・南海トラフ巨大地震や集中豪雨災害に備え、「自分たちのまちは、 自分たちで守る」ための考え方と具体的な事例を学びます。 そして、地域の防災・減災の仕組み構築と定着化に取り組む人材の育成を目指しています。 この講座はつぎのような人にお勧めです。これから自主防災組織の立ち上げをスタートする人。 更なる実践力の向上を目指したいと感じている経験者。防災・減災に関心をお持ちの方のご参加をお待ちしています。 (出典:防災塾・だるまHP 2019年 講座概要を記載)

防災委員会参加報告

防災委員会では、防災委員の防災知識のスキルUPのため、毎年、この講座に参加しています。

令和元年度の講座には、防災委員の粟飯原と雨森が受講しました。

「2019年度実践的防災まちづくりコーディネーター養成講座」参加報告

粟飯原(防災委員)

*この講座のあゆみについて(出典:防災塾・だるまHP)

▼ 2019年06月23日
大学と地域の防災・減災ミーティング

ミーティング概要

主催:かながわ人と智をつなぐ防災・減災ネットワーク

共催:防災塾・だるま、神奈川災害ボランティアネットワーク

後援:神奈川大学

開催日時:令和元年6月23日(日) 13時~17時

会場:神奈川大学1号館1-804号館

第1部:先進例に学ぶ学生の防災・支援活動

・「東日本大震災における石巻専修大学学生の取組とその後の活動の継続・展開」(※注)

・「桐蔭横浜大学の学生消防団活動と学制消防団連携の取り組み」

・「1,800人の生徒を“避難者”から“救助者”に」

第2部:学生主体の防災・減災活動の展開と連携促進

・「学生が考える防災連携」

・「神奈川大学“BOUSAI Club”(学生自主防災会)の設立/大学・地域と連携した学生主体の防災・減災活動の展開について」

第3部:防災ミーティング(大学・地域・学生等の連携促進)

大学と地域の防災・減災ミーティング

第3部防災ミーティングでは、4つのグループに分かれそれぞれのテーマに沿った意見交換を行い各グループ毎の意見発表が行われました。

Aグループ:学生・生徒による防災活動を活性化するにはどうしたら良いか(学生自主防災会、消防団等)

Bグループ:学生・生徒の防災ボランティア活動・支援活動の促進

Cグループ:大学間連携として、どのような展開が考えられるか

Dグループ:学校・大学 / 地域 / 学生・生徒の連携促進

私は、Dグループに参加させて頂きました。グループの司会を担当した方から災害死をどう考えるか?自分は死なないと思うか死ぬと思うか?などについて話し合いが始められました。

全員が死ぬこともあるとの意見でまとまりました。

各人が自己紹介を含め活動の内容だとか、地域の現状などについて話し合われましたが、地域ではなかなか防災意識が上がらない現状が紹介されました。

理由としては災害危険度が分からない、情報としてない、ハザードマップなど見ていないなど地域でなかなか共有できていないなどの意見が出されました。

ミーティングを通じて高校生や学生の方の防災意識の高い意見には感心させられる、勉強になる日であり、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

東(防災委員会委員長)

大学と地域の防災・減災ミーティング

※注

「東日本大震災における石巻専修大学学生の取組とその後の活動の継続・展開」について当時の取り組みについての書籍も出版されています。当日、参考書籍として紹介されました。ご興味のある方はこちらもぜひ、どうぞ。

▼ 平成30年度
神奈川県地域住宅協議会 災害時住宅対策検討部会

主催:神奈川県地域住宅協議会(県土整備局建築住宅部住宅計画課)

第1回 災害時住宅対策検討部会

日時:平成30年08月03日(金)

場所:神奈川自治会館(横浜市中区山下町75番地)

内容:

(第1部)定例部会(議題、報告、情報提供) 13:30~14:50

(第2部)訓練

 ①講義およびマニュアルの確認(40分)15:00~17:00

 ②机上訓練(演習 方針策定)(80分)

・東委員長、石田委員が出席

第2回 災害時住宅対策検討部会

日時:平成30年11月29日(木)

場所:波止場会館4階大会議室

内容:

(第1部)定例部会 10:00~12:00

(第2部)訓練 13:00~16:30

・東委員長、高戸委員が出席 (第1部で、防災委員会の紹介をしました)

*PDF資料参照

参照: 神奈川県建築士会・防災委員会の経緯 委員会活動について

▼ 過去の実績

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2017年

2016年

2015年

2014年以前