WES News 43 2007年 3月31日
第4回神奈川県建築士会活動交流会
~建築士と手をつなごう~
女性委員長 雨森 隆子
2月17日(土)・神奈川大学セレストホールにて、標記の会を開催しました。 当日は、あいにくの曇り空でしたが、105名(一部 会員外)の会員が参加。ホワイエには、各委員会(部会)、支部のパネルを展示しました。 1部で、活動報告が、支部・委員会(部会)から発表され、エントリーした部会から「子どもの生活環境部会」が、投票の結果、来年度関東甲信越建築士会ブロック会青年建築士協議会の神奈川大会に出場となりました。 2部は、大学の学食に場所をかえ、福井副会長の乾杯に始まり、わきあいあいとなごやかな会となりました。午後1時から5時までと長時間でしたが、会の組織や活動を知り、会員間の交流、情報交換の場となりました。 交流会も回を重ねる毎に、内容が充実してきていますが、今後は、社会への発信、一般・学生の参加をいかに促すかが課題です。第5回は、士会の事業とし、交流会を女性・青年委員会が企画したいと思います。 会員の皆様のご協力、ありがとうございました。
関ブロ神奈川大会の発表者に決定
いつもフレッシュ!子ども部会
子どもの生活環境部会 菱田・仲松
活動交流会に参加し2回目にして発表者側に立つ身になるとは
全く思っても見ないことでした。
少々大胆な発言かと思いましたが、個人的な建築士会に対する疑問点や活動に参加したきっかけを初め、
今年度の子ども部会の盛りだくさんな活動報告をしました。
広い会場の上、お偉い方々を前にしての発表は大変緊張し声もうわずってしまいましたが、
このような結果を戴き部員共々とても嬉しく思っております。関ブロ神奈川代表の名に恥じぬようもうひと頑張りしたいと思います。
★★★★★
交流会後の懇親会ではいろいろな方からお声をかけていただきました。
対外的な活動実績だけでなく、新しい人たちの活発な活動が評価され、うれしく思いました。
時間の関係で個々の活動についての詳しい発表はできませんでしたが3月24日に行われた子どもの環境部会活動報告会では
それぞれの活動にについて詳しく報告しました。また4月末に行われる「こども環境学会」のポスターセッションにも参加する予定です。
報告会には懇親会でお話をした新入会員の方やお子さんを連れての参加もありました。
今後も誰でも参加しやすくいつもフレッシュな子ども部会でいたいと思います。(氷室)
2007.2.17 交流会に参加して
初めての交流会・佐藤 光良
会員ではない私が初めて参加した神大での貴会の交流会でしたが、まず会場のホールが判り辛くずいぶん神大の前を 行ったりきたりしてしまいました。やっと私が会場に入ったときは既に熱気あふれる発表会の真最中で、雰囲気に慣れるまでしばし呆然。 その内皆様の発表の姿勢と内容に思わず引き込まれていきました。現在「県建築士事務所協会」に所属している私は、若い諸君や女性達の 活躍に目を奪われていました。言っては何ですが、神事協横浜支部の平均年齢はずっと上です。羨ましい限りです。 その後の懇親会にお誘いを受け、誘ってくれたミズAに「入会します」と言ってしまった私がそこにいて、 ビールが足りなくなる程飲んでしまいました。 (横浜支部:4月入会予定)
ファインダーから見た交流会・中野 芳夫
朝から一日カメラを持って準備するスタッフや裏舞台、表舞台を見て来ました。短い時間内で支部、 委員会の活動報告や多くの情報が発表出来る会場づくりに追われていたようです。無事に準備が終わり休みもなく交流会の始まりでした。 建築という仕事だけでなく色々な角度から見た建築士さんの活動報告の中で、大人も子どもも一緒になって考え学んで楽しんで 活動している子どもの生活環境部会が神奈川代表に選ばれ、レベルアップした報告が楽しみです。 懇親会では、皆さんの輪が楽しく少しずつ大きくなって活性化して行く事を感じました。 また、突然の『永井青年委員長の分身パネル』の登場で会場は盛り上がり記憶に残る交流会でした。
建築士会の活動を知る機会に・徳園 純子
私は、今回、初めて建築士会活動交流会に参加させていただきました。 交流会に誘っていただいたときは、どのような会なのか想像もできませんでしたが、前日には展示パネルなどの準備を手伝いながら、 さまざまなグループがあることを知りました。当日はもちろん初めてお会いする方ばかりでしたが、気軽に声をかけていただき、 活動内容などを直接お伺いすることができました。この建築士会活動交流会に参加したことで、どのようなグループがあり、 どういった活動をされていらっしゃるのかを知ることができ、また、その雰囲気も感じることができました。 さらに、懇親会では皆さんとてもにぎやかにしている中で、いろいろな方とお話しすることができ、大変楽しかったです。
青 年 委 員 会 だ よ り №4
~ 関ブロ神奈川大会 in YOKOHAMA ~
日 時:2007年6月16(土)・17日(日)
会 場:神奈川大学 16号館セレストホール、第3会議室、他
テーマ:「学び考える建築士」
◆ 6/16(土)開会式
第1分科会 活動発表 「地域を学び考える」
第2分科会 鎌倉市常盤住宅設計競技
「良質な都市のストックとしての住宅」
全体会議、閉会式、懇親会
◆ 6/17(日)午前中
第3分科会 青年建築士による市民との交流
第4分科会
A.「震災を考える –まち・住まい・くらしを守る-実践住まい塾
B.「~旧モーガン邸を探検しよう!~
-子どもWSの事例から見る歴史的建築物保存-」
子どもの生活環境部会+旧モーガン邸を守る会
C.「(仮)県産材の活用を学ぶ」 建築環境部会
D.「横浜市の都市デザインについて」横浜市デザイン室
スキルアップセミナー
他では聞けない!オール電化住宅設計手法
3月10日(土)14:00~17:00
第一部、セミナー:TKP会議室(横浜新都市ビル)
第二部、IH体験: TEPCOプラザ横浜にて
主催:女性・青年委員会
協力:東京建築士会青年委員会&東京電力
★
セミナーとIH体験を通して・小田川 友子
第一部は、「そもそも、オール電化ってなに?」からスタートし、オール電化の概要説明。続いてオール電 化住宅設計の経験豊かな設計事務所より実例や具体的な疑問、工夫、注意点等について解説いただいた。 第二部はIH体験会。オール電化となれば、日々三度三度の飯炊き調理をすべて電気(電磁波)を使った「IHクッキングヒーター」で行う。 こと台所に関しては、古くから竈を預かってきた女たちの合意を何としてでもとらねばなるまい。またひとたび女たちの評価を得 れば、家を建てる場面での女の発言力は無敵。そこに狙いを定め、盛んにIHの料理実習、試食が行われ、甲斐あって、なるほどと了解できる。 おいしい。「オール電化」というキャッチフレーズの響きのどこか近未来的な甘いにおい。 「オール」=「すべて」と言い切る純粋で融通のきかない響き、生きる場に「火」が無いということ、 それらへの不信感でがっちり身構えながら、また一方ではよく知りもしないで古い迷信にしがみつくように頑ななのもつまらない、 と思っているところだったので、とてもありがたく参加した。特に設計事務所の方の誠意ある解説は楽しかった。 このセミナーで得た知識とあわせて、採用に当たっては更に納得していきたいと思う。
IH体験でチャーハンを調理中
全国青年委員長会議にて
女性と青年が共に活動
青年委員長・永井 香織
3月16日金曜日午後から17日土曜日の午前中まで全国青年委員長会議に出席してきました。
16日は東京建築士会会長で元NTTファシリティ社長の田中氏による講演と、魅力ある組織を作るには…のワークショップ、
17日は青年建築士としての提案内容について以下のワークショップを行いました。
1.MLによる情報共有方法
2.各建築士が建設時にコンセプトボードの作成の提案
3.ブロック会、全国大会の位置付け
4.会誌、HPの活用方法 など
他県の委員長から伺う活動内容・手法については、とても参考になりました。
また多くの県で、女性委員会と青年委員会が一緒に活動しはじめていることがわかりました。
それによって、若い世代の獲得に貢献しているそうです。神奈川でも今のような女性・青年委員会の強い絆でサポートしながら進めることは、
委員会にとっても士会にとっても有益であると確信しました。
WESフォーラム
“父81才、家を建てる” その3(完成)
雨森 隆子
3その2から、なんと2年も過ぎてしまいました。父も83才に。
怪獣のような元気さに、うらやましくもありがたくも思うこの頃です。家も、平成17年4月末に完成。
大工には、蕎麦屋みたいだと言われたり、節だらけの杉に不満げだった父が、自分の育てた杉でもあり、
2年近くになり、杉の色が赤黒くなっていくのを見ながら、愛着を感じているようです。節を数えて寝ていると・・・。
杉の香り、肌触り、暖かさ、癒されて、気ままな老夫婦二人暮らしです。切り出された杉山には、また杉200本を植樹し、すくすく育っています。
このたび、第8回宮崎県木造建築物設計コンクールに応募し、優良賞を頂きました。今や時の人、東国原知事の賞状でした。
“家を建てる”なんと多くの人の力で、家になったことかと。ありがとうございました!!
鎌倉市常盤住宅設計競技現地見学会
選考委員会事務局 代表 櫻井 泰行
3月5日小雨混じりの天候の中、選考委員の先生方をお招きして鎌倉市常盤住宅設計競技の敷地見学会と選考委員会打合せを行いました。 出席頂いた選考委員は以下の通りです。(敬称略)・(社)日本建築士会連合会会長 宮本忠長(選考委員長) ・関東学院大学教授 神奈川県建築士会理事 星野芳久・東京電力㈱営業部生活エネルギーデザインセンター所長 成川匡文 ・東京電力㈱神奈川支店営業部生活営業グループマネージャー 橋本勝昌・㈱三春情報センター取締役営業部長 小野嘉久。 神奈川県建築士会からは藤本会長が見学会に参加して頂下さいました。尚、以下2名の選考委員は都合により欠席でした。(敬称略) ・東京大学名誉教授,慶應義塾大学教授 坂本功・東京大学大学院教授 松村秀一。 大船駅に集合し車で敷地まで向かいました。私は宮本会長、星野先生と同乗させて頂きました。 車中、宮本先生からCADとコンペ審査の関係についての話がありました。手書き図面の頃はそこに描かれている線から設計者の実力や 意図が読み取れたが、CAD図面からは難しいと言うコメントもありました。敷地に到着すると選考委員の方に境界線や周辺状況に関して 説明をしました。皆さん敷地は実際に目で見ないと実感がわかないとおっしゃり、 これからの審査に向けて見学会は重要であったことを実感しました。その後の打合せでは今回の設計競技の趣旨を含む内容に関して良い評価を頂き、 先生方も力を入れて審査に望んでいただける事を実感しました。6月16日の関ブロ神奈川大会にて公開プレゼンテーションを行い優良賞、 入賞が決まります。是非、ご参加下さい。
賀詞交換会にて
関ブロ神奈川大会をアピール!
関ブロとは「関東甲信越建築士会ブロック会青年建築士協議会」の略で、 10都県の青年協議会が主催する年に一度の関東甲信越建築士大会です
あとがき
2月下旬「交流会お疲れ様~」不参加なのに?と思いつつ事務局に入るとどどぉーんと人形が!気恥ずかしさで大赤面。 女性・青年委員会に脱帽!知恵と行動力。まさに女性と青年の力。神奈川大会の活気を皆さん、是非感じて下さい。 神大でお待ちしています!(永井)