WES News 48 2009年11月 1日
江の島に行こう!
~江の島の景観まちづくりを観て考える~
女性委員長 広岡 まり
江の島にある歴史的建築物を景観・まちづくりの観点から見学し、
保全・活用についての考えを深めるため、女性委員会で見学会を開催いたしました。
平成21年9月19日(土)16名が参加し、
江の島弁財天、サムエル・コッキング苑、岩本楼の王朝風ローマ風呂などを見学、かながわ女性センターにて、
本センター見学の後「景観法を活用した新しいまちづくり」について、神奈川県都市整備公園課 井上憲司技幹からご講義をいただきました。
■~江の島に行こう!~に参加して。 廿日出 頼秀
今回の見学会の企画は、僕にとって久しぶりの、江の島であったのでぜひ参加したいと思い申し込んだ。
又、電車で江の島に行くのは初めてだったので、事前に行き方を調べていたのだが、
それでも藤沢駅の乗換えで手間取った(江ノ電と間違えた)。僕は、ぎりぎりで待合せ時間に到着したが、
中には藤沢駅で電車の行き先を間違えて、かなり遅れて到着した人もいた。
神奈川に居住している誰もが知っている江の島、見所もたくさんある江の島。
そして見学当日は、9月はじめての5連休の初日、小さな江の島は人々であふれていた。僕にとって、
特に印象に残ったのはあの小さな江の島の中に沢山の神社があった事と、岩本楼旅館の王朝風ローマ風呂及び岩窟風呂の空間は初めての経験、
今度は見学だけでなく、実際に両方の風呂に入りたいと思う。とても盛りたくさんの見学会で楽しかった。
■江の島に行こう!リポート 上山 雅世
平成21年9月19日に江の島に行きました。
「女性委員会主催」・「座談会」というキーワードが少々硬そうで、どんな会か未知数でしたが、
行ってみたらとってもゆる~い会でした。
集合場所で待っていた江の島観光協会佐藤様より解説していただいた点で印象に残った点を挙げます。
・境川の堆積物でできた島である事、・江の島の歴史は古く、地層の中から人の生活していた跡が見つかっている事。
・橋のたもとに置かれている黒い石でできた彫刻は日時計になっている事。
参加者の中には児童や学生もいて、大人はあまり疑問や驚きに感じないで日々過ごしている事を口に出して話してくれるので、
とても新鮮でした。男女問わず使用できる公共施設なのに
「女性センター」という名前に矛盾のある場所はセンター内職員の柳田様に案内していただきました。
基本設計は京都の町屋をイメージし設計した、というコンセプトを聞き、1階の迷路の様なクネクネした通路や、
緑青色の雨樋をあえて選んだ意味が理解できました。3階の宿泊室の窓がなぜか全部、中庭向きにしているのは、
オーシャンビューにすると他の同業他社の地元の方の反対にあう為、という住民感情に配慮した結果だという事も知り、
当時のご苦労がしのばれました。
*お知らせ*
2005年から2007年に全国女性建築士連絡協議会で「地域と共生する居住環境づくり」をテーマに、
日本ならではの素材を全国から集めるということから、素材アンケートが実施されました。
この度、連合会女性委員会のご尽力で、その成果をまとめられ、本になりました。今年12月末に発売予定です。
タイトル「ニッポンの建築素材」吉備人出版
定価 2,000円(会員:1割引)
建築士会で購入できます。
第52回建築士会全国大会・山形
建築士会全国大会の季節になりました。平成21年度は10月16日山形での開催でした。
個人的にも初めての山形入りで、名物はサクランボ…最近では映画『おくりびと』の舞台になったところ…くらいで建築士としては、
ナントも情けない状態での参加でしたが、山形駅に到着してまず立派な駅舎にオドロキ、
会場行きのシャトルバスに乗込んですぐ正面に現れた旧県庁舎(現在は県郷土館として活用)の荘厳さに、
まさに《東洋の理想郷(アルカディア)》の玄関口にふさわしいなというのが第一印象でした。
当日は思った程寒くなく快晴。ほんとに東北か?と思うほどの、むしろ暑いくらいの陽気になりました。
理想郷はこんな私を歓迎してくれたようで『クイズ知ってるつもり』では2回も記念品をゲットし、
昼食時には名物の『イモ煮(しかも米沢牛入り!)』がまた美味で、食後のお茶タイムには野点で抹茶を振舞われ、
式典ではライブで『花笠音頭』を聴くことができ、何とも幸せな気持ちで夜の宴に臨みました。
山形だから山の幸が多いかと思いきや、海産物も豊富で少々気分も良くなり自分でも気付かないうちに不覚にも道路にまで歓迎されたようで、
翌朝目覚めた時にはいうまでもなく、膝にアザが出来ていました。
今回は些か場違いのようで気後れしましたが、個人的には古い教会に興味があることから、
歴史的建造物をこよなく愛する方達のツアーに同行させていただいたので2日目は朝から山形市内の『文翔館』他、
午後からは将棋の駒で有名な天童、黒川紀章と岡本太郎コラボ作品の『寒河江市役所庁舎』他、
そして新庄の『旧矢作家住宅』と次から次へと見学をした慌しさの中にもアカデミックな1日になりました。
とまあ、アルカディア滞在時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、プライスレスな記憶がたくさん出来て充実した山形大会になりました。
同行したツアーの皆様には改めて感謝申し上げます。
次年度は『SAGA』だそうです。今回参加されなかった皆様、セッションに出るだけが全国大会ではないと私は思っております。
こんな楽しみ方も『有り』ですので是非一度参加してみて下さい。(杉田 姫美子)
“クイズ知ってるつもり”に参加して
まちづくり交流プラザ(旧屋台村)にて、全国大会
では、恒例になったこのコーナーに、神奈川から7名が参加しました。
問題にYES、NOで答える、勝ち抜き方式、景品は、(山形)のお土産です。
問題は、全国各県の、素材アンケート(全国女性建築士連絡協議会で実施)から出題されました。
全国の出題素材の中から知ってるつもりの意外な問題に、迷うことばかり。素材はわかっていても、
詳細をいかに知らないかを思い知らされました。回答が発表される度に、会場では、一喜一憂の声が上がり、
景品欲しさに、今度こそ、最後まで残ろうと挑戦しては、脱落の繰り返し、何度も勝ち残り景品を獲得する人、
一つも景品にたどり着けない私のような人、仲間と楽しいひと時を過すことができました。(雨森 隆子)
▼閉会式終了後のステージで記念撮影
青 年 委 員 会 だ よ り №9
全国青年建築士フォーラム
「青年建築士がもっと元気になるためには?」
青年委員長 金子 成司
全国大会前日、平成21年10月15日(木)山形グランドホテルにて、全国の青年建築士約200名が『全国青年建築士フォーラム』に参加しました。
基調講演は「国民からみた建築士像」をテーマに建築ジャーナル・竹下氏から消費者目線は非常に厳しい現状のお話を頂きました。
分科会Ⅰでは「元気のないもとは?元気の源は?」をテーマに各単会青年委員会(部会)
の現状・問題点などを確認し合い、活性化するには何が必要かワークショップを行いました。
各単会、現状に大差なくこの層であっても元気の無さが浮き彫りとなる結果となりましたが、
関東甲信越建築士会ブロック会(通称:関ブロ)青年協では、会員のメリット及び目に見える「建築士像」の観点から、
これから進める『PRシート運動』の紹介や『建築士の日(7月1日)における全国一斉活動について』の提案が紹介されました。
両案件についても、青年のネットワークのみならず会員であればだれでも参加できる内容であるべきと思いますし、
PRシートについては関係委員会と協議し、今後神奈川でも青年委員会はじめ各地域でも進めていきたいと考えております。
▼全国青年建築士フォーラムのようす
“セッションB“レポート「もの・まち・くらしづくり」
地産地消の住まいづくりから新たな可能性への道を探る
内沼 良和
地域資源の活用と市民連携による「もの・まち・くらしづくり」-地産地消の住まいづくりから
新たな可能性への道を探る-3人のパネラーによるまちづくりの活動報告を中心にディスカッションされました。
「まちづくりは町民が理解しなければならない」「官民が一体となるべきで、特に公共建築物は地元産の材料を使用する。」
「人と人との理解が大切で、お互いお酒を飲みながら言いたい事を言って帰る日が何日もあった。」心に残る発言がいくつもありました。
また、金山町の景観づくりの最大の特徴は「住民生活と景観づくり」が一体となっていること。
{景観づくりの主要な部分となる家並みは、「金山型住宅」と言われる在来工法を基本とした住宅産業との関連が深く、
その延長線上には、木材消費の拡大、林業の総合的振興と言った分野が見えるほか、観光開発、地域商業の活性化等が結びつきます。
以上のことから金山町の景観づくりの概念を規定すれば、「景観の共有性を前提とし、美しく、
快適な生活環境を形成するため、地域の資源を最大限に活用し、地域住民と行政が一体となって進める積極的な街づくり活動である」}
(金山町での実践報告より引用)街作りの概念がこの文章に集約されており、それを実践しての実りある報告でした。
神奈川県建築士会活動交流会予告
第7回神奈川県建築士会活動交流会が開催されます。詳細はSALON57号で。お楽しみに!
■日 程:平成22年3月14日(日)午後
■会 場:横浜開港記念会館 講堂
会員皆様のご参加をお待ちしております。
主 催:(社)神奈川県建築士会
企画・運営:交流会実行委員会
技術支援委員会
最近の活動から
スクランブル調査隊
隊長 森山 恒夫
山形全国大会「交流プラザ」に初出展しました。
【かながわのコラボ―おとなもこどもも】と題したブース展示は、子どもから大人への指導よろしく?見事に展示ができました。
その甲斐あり、ブースコンテストで銀賞という栄誉を分かち合いました。
これも子ども部会の活動は勿論ですが、スクランブル隊員も普段の活動にしっかり取組んでいる証と思います。
神奈川県が主催する「歴史的建造物保全活用推進員養成講座」が行われていますが、我が部会は全面的に協力しています。
兵庫県まで出掛け、学習してきた成果を生かした講座は、毎回熱気を帯びた展開をしています。
11月28日からいよいよ実測調査の演習が始まり、スクランブル調査隊が経験を生かして講師を務めます。
登録有形文化財への登録ができる技量を会得した方々の活躍が期待されています。
▼歴史的建造物保全活用推進員養成講座のようす
スクランブル調査隊の活動は「住まい・まちづくり担い手支援事業」を利用した活動にも関わっています。
当士会が応募している事例は、文化財に指定されていない歴史的建造物を、保存し未来に繋げたいとしても、
建築基準法が足かせとなっている例をあげ、基準法の改善を迫ろうというものです。
鎌倉風致保存会が応募している事例は、保全を希望している邸園の実測調査と文化財指定に向けた資料作成を行っています。
これからもスクランブル調査隊の活動にご協力をお願いします。
子どもの生活環境部会
部会長 野地 春子
8月20日、ここ数年継続している藤沢市内の学童クラブで夏休みワークショップを開催しました。
今年は学童クラブに隣接する公園内に移築されている古民家と長屋門の見学型探検ワークショップです。
外部スタッフ・学生スタッフの参加も多く、その日のうちに昼食を取りながらの反省会をし、充実した一日となりました。
反省材料も多いのですが、子ども部会の活動をよりよいものにしていく糧となるものばかりです。
また、このワークショップを機に、新たに子ども部会のメンバーになった方や数年振りに復帰したメンバーもいます。
▼古民家の土間空間を体験する
10月16日、建築士会全国大会やまがた大会にスクランブル調査隊と共催でブース出展しました。
テーマは「かながわのコラボ~おとなも子どもも~」。
今回は比較的、参加人数も少なくアットホームな大会でした。
子ども関連の出展は神奈川だけでしたが、活動の中で子どもに働きかけている展示のあるところからお話をうかがい交流することができました。
神奈川の展示ブースは、来場者コンテストで思わぬ銀賞をいただきました。
全国に神奈川の活動をアピールできたことを誇りに思います。
▼神奈川のブース
建 築 環 境 部 会
~木造塾~部会長 福岡 真木子
今年も、建築環境部会では木造塾に取り組んでいます。
第1回は、9月12日(土)、「木造住宅の防耐火性 ~木を使ってどこまでできるか~」と題して、
県立神奈川近代文学館ホールにて、講師に安井昇先生をお迎えして、講習会を行いました講義は、
防火規定に関する基本事項、燃焼・消火の原理、各種実験ビデオによる紹介、防火対策の重要性などでした。
特に実験ビデオでは、フラッシュオーバーが起きた時の様子にショックを受けました。
また、木材が燃え易いからとして使わないのではなく、木材でもキチンとした根拠に基づいて設計を行えば、
防火構造にもなりうることを知り、大変勉強になりました。
▼講習会風景
また、第2回木造塾を11月28日(土)14時より、波止場会館において、以下のように講習会を行います。みなさま振るってご参加ください。
地産地消の木造住宅の提案と実践
~木造住宅生産システムの第3の道を探る~
【日 時】平成21年11月28日(土)
14:00~16:00(13:30開場)(16:45終了)
【会 場】波止場会館 5階多目的ホール
【講 師】藤本 昌也氏
(社)日本建築士会連合会会長
(株)現代計画研究所代表取締役会長
【受講料】会員・学生500円 一般1000円
【申 込】連絡先FAXまたはメールを明記の上
FAX044-742-9202
e-mailkankyou@kanagawa-kentikusikai.com
へお申し込みください。
申込み受付後、参加証を発行します。
最近の福祉部会・・
部会長 下村 旭
キーワードは連携です。
まずは、今年も横浜市総合リハビリテーションセンターの協力を得て「障害児の特性と住環境」をテーマに2回研修会を行います。
10月31日の研修会で講師に来ていただいた本田秀夫医師は自閉症児等の研究では有名な先生で大変貴重なお話しを聞くことができました。
本田医師はこの研修会が障害児支援につながる活動のきっかけになればとおっしゃっていました。
▼部会員研修会の模様
次に部会員研修会として認知症ケアの第一人者で
川崎幸クリニック院長の杉山孝博医師を招き勉強会を開催しました。
2度目の今回は認知症グループホームやユニットケア、故外山義先生のお話をお聞きしました。
この認知症ケアの勉強会は今後も継続していきます。他に、見学会(滝乃川学園、訪問の家 朋など)を行い、
地域に根付く福祉施設の現状を拝見したり、ヨコハマヒューマン&テクノランド2009で最新の福祉機器に接したりしています。
そして現在、NPO福祉支援ゆうやけネットから既存建築物のバリアーフリー検証の協力依頼があり、話しを進めている段階です。
この事業は他の諸団体もいくつか参加しており、さらなるネットワークのひろがりを期待しています。
なお、ゆうやけネットは代表者が5月に開催したハウスクエア横浜住まいづくり体験館研修会で共催した
FJC東京ネットワークが主要メンバーだったことから、今回の連携につながりました。
今後の予定としては、政権交代による福祉関連制度の動きに関する研修会を、他団体と共催で開催すべく、企画を考えております。
連携をキーワードに、様々な団体と交流し、ネットワークを広げていくことで、新しいジャンルを切り開くと同時に、
医療福祉と建築のコラボレーションをより推し進めることで、専門性を高め、そしてその知識を地域に還元していく
活動をこれからも展開していきたいと考えています。
★WES★フォーラム
「UIFA JAPON海外交流の会」へのお誘い
川崎支部 福井 綾子
初めに『UIFA』について説明させていただきます。
UIFA(国際女性建築家会議)は1963年パリで設立された国際的な女性建築家の組織で1998年当時会員は世界80ヶ国に広がっています。
単に女性建築家のみならず、建設や都市計画、環境保護などの分野に携わるすべての女性に可能性を与え、
友好関係を作り上げていくことを目的とし、専門的視野に立った話題や現在提起されている問題について、
世界各地から情報を集め提供することにより、これらの分野で働く女性を支援し、これからの仕事が全女性に開かれ、
仕事の水準を高めていくことを目指しています。UIFA JAPONは、その日本支部として建築および都市計画を中心とした
分野に携わる女性を対象に1992年に設立されました。1998年には<UIFA 国際女性建築家会議 第12回日本大会>が開催され、
来年10月には<2010 UIFA韓国大会>での開催が予定されています。
UIFA JAPONが取り組んでいる事業の一つに「海外交流の会」があります。昨年9月の「第44回海外交流の会」では白井宏昌氏による<中国>、
12月の「第45回」では篠崎正彦氏による<ベトナム>、今年3月の「第46回」では山田幸正氏による<インド>がテーマでした。
9月の「第47回海外交流の会」は講師に冨井正憲氏を迎え、「漢城、京城、ソウル、三時代の建築」という講演と映像により
<韓国の過去、現在、未来>にわたった体験をすることができました。
次回の「第48回海外交流の会」は11月28日(土)「韓国文化への扉」が企画されています。
時間は11:00~13:00 韓国文化院 見学等、14:00~16:00 韓国文化院
6階で原田美佳氏(駐日大韓民国大使館 韓国文化院 図書映像資料室長)の講演があります。
みなさまの、ご参加をお待ちしています。
青年委員会に参加して
上山 雅世
私は二級建築士です。
まだ設計規模に制限があるうちに業界の色々な厳しさを知って備えておこうと入会しました。
青年委員会に参加するとCPD1単位。という事務局荒尾様の助言により、今年度より青年委員会にも参加し始めました。
20代あたりが主な年齢層なのかと恐縮していたら、30~40代の方々が多く、私でも士会の重鎮の皆様からは若者扱いしていただき、
大変肩の荷が降ります。と同時に、学生時代、噂に聞いていた、
「60代で一人前、80代になっても仕事のできる息の長い業界」という話は本当だった。
と、感慨深いものがありました。先輩のお話を拝聴し、できる事はお手伝いして、今後の発展に微力ながらも寄与できれば幸いです。
活動のきっかけ
伊東 良平
神奈川県建築士会に入会して5年になりますが、委員として本格的に活動を始めたのは今年からです。
今年は建築士会青年委員及び横浜支部の総務委員として、青年建築士の関東甲信越ブロック大会への参加や、
横浜支部総会の附属講演会の主催などを行いました。
神奈川県建築士会の活動に初めて参加したのは、2006年の横浜支部の総会からでした。
支部総会に附属して、植物生態学者で横浜国立大学名誉教授の、宮脇昭さんの講演会があり、
都市の緑を回復する方法について大変勉強になったと感じたことを覚えています。
参加したときは周囲に知り合いもなく、年配の方が多かったためか、(業界の大先輩の方々に囲まれて)
少々緊張したことを覚えています。その後は仕事やプライベートに忙しく、地域の活動や講演会への参加などができませんでしたが、
新年の賀詞交換会に出席したところ、青年委員長と横浜支部副会長から活動参加のお声がかかりました。
士会会員の方の中には、支部活動や部会活動に積極的に参加したいけど、どうしたら良いかわからない、
という方もいらっしゃるかもしれません。神奈川県建築士会は、会員に広く開かれた「民主的?」な組織です。
活動委員に知合いがいない、活動に参加したいがキッカケが掴めない、という方は、御遠慮なく事務局までお電話・メール等でお声掛けください。
情報広報委員会編集協力
支 部 ・ 委 員 会 だ よ り №3
中支部の活動から
東京ガス袖ヶ浦工場と「暮らしのデザイン展’09」見学
中支部役員 矢野 高
中支部では去る10/22(木)に千葉・袖ヶ浦にある「東京ガス袖ヶ浦工場」と長南町にある「笠森観音」、
そしてパシフィコ横浜で開催中の東京ガス「暮らしのデザイン展’09」を巡る研修旅行を実施しました。
当日は平塚を出発、秦野経由で27名の参加者を乗せバスは秋晴れの陽射し眩しい東京湾アクアラインを渡り、一路房総半島を目指しました。
「東京ガス袖ヶ浦工場」は、1973年に操業開始した日本初のLNG(液化天然ガス)専用工場で、世界最大級のLNG受入基地です。
案内ビデオ上映の後、まずはLNG実験の見学です。本物のLNGを使用し安全性、クリーン性、経済性等の実証実験で、
ガスに対する一般的な認識との違いも説明していただきました。その後構内施設をバスの車窓より見学です。
袖ヶ浦工場では、LNGを海水にて加温気化、そして供給する工程を主に行なっており、
その為の巨大な地下タンクや気化の為の施設が稼動しており、その眺めは壮観でした。昼食後に訪れた
「笠森観音」は国の重要文化財に指定されている日本で唯一の『四方懸(しほうかけ)造り』の観音堂です。
ここのご利益は「家内安全」「商売繁盛」「祈願全般」とのこと。皆さん共通の願いは時節柄「商売繁盛」でしょうか…。
ここでは丑年・午年限定の「観音御開帳」が有ります。本年はそのご開帳を眼にする貴重な機会を授かることになりました。
その後房総半島を後に再びアクアライン~首都高でパシフィコ横浜へ、開催中の東京ガス「暮らしのデザイン展’09」
をめいめい見学し出発地へ戻りました。その後希望者は秦野駅近くの居酒屋で懇親会へ…
今回の研修旅行を企画するにあたりまして東京ガス(株)様に多大なご協力を頂きました。厚く御礼を申し上げます。
▼袖ヶ浦工場前にて
相模原支部の活動から
建築アイデアコンクール
支部長 曽根 勝
相模原支部は、相模原市文化協会に建築文化研究会として所属しています。
本年は、相模原市文化協会が60周年となり、相模大野のグリーンホールにて記念大会が行われます。
そこで、相模原市建築文化研究会(建築士会相模原支部)としては、身近にある「わが家の建物エコライフ」と題して
自身が実践しているエコライフ、考えているアイデアを建築士会会員並びに市民のみなさんから広く募集します。
この企画を通して市民の方々に建築を通してエコを考えて頂き建築士をアピールしたいと考えています。
今回は、相模原市在住又は、在勤の方のみの応募です。お知り合いの方等いらっしゃいましたらお声かけ頂けたらと思います。
入選の方には、表彰・副賞も用意してあります。
作品の締め切りは、平成22年2月15日。
表彰式は、平成22年3月21日です。
詳細は、相模原支部ホームページをご覧ください。
http://www.sagamihara-shibu.com/area.html
★★★
木造住宅耐震セミナー「わが家の耐震」
相模原支部 耐震技術者委員会では、平成17年度より相模原市において実施されている木造住宅耐震補強の助成制度に基づいて、
耐震診断活動を行っています。
この度は、相模原市民に向けて耐震診断・耐震補強についてアピールするとともに、
建築士会会員の皆様と共に勉強会が出来ればとセミナーを企画いたしました。
過去の地震被災の映像、木造建物倒壊実験映像、模型による耐震実験、耐震改修工事の様子、等々。
皆様の参加を心よりお待ちいたしております。
■日時 平成21年11月23日(月)勤労感謝の日
午後 2時 ~ 4時 まで
■会場 相模原市立 総合学習センター セミナー室
CPD・専攻建築士制度委員会の活動から
「専攻建築士の登録更新」について
委員長 三宅 信夫
2010年には、専攻建築士が誕生し5年が経過し、1期生200名の方々が、初めての登録更新を迎えることになります。
登録更新にあたり下記の2ポイントのご確認をお願いします。
1.専攻領域の責任ある立場の実務実績が3件の確認
2.CPD単位が200単位(今回のみ)あること(30年を越える建築士は、40単位等特例有り)
※詳細は、http//www.kenchikushikai.or.jp
今回の登録更新は、平成17~21年のCPD単位にてご申請ください。
なお、平成21年のCPD単位申請は、平成22年1月1日~31日です。
(平成20年CPD単位実績は、もうすぐお届けできる予定です。)専攻建築士登録更新のお忘れの無いようにご注意ください。
「CPD」・「専攻建築士」制度のオープン化
もう一つのお知らせは、先日の建築士会全国大会(やまがた大会)に先立つ会見で発表された「専攻建築士」と「CPD(継続職能開発)」
の両制度を、建築士会の会員以外でも活用できるようにする“オープン化”を、2010年度からスタートする方針が発表されました。
藤本会長は専攻建築士のメリットについて「信頼できる建築士であることを民間の施主にアピールできる」と述べ、
11月から全国の消費者生活センターや地域の生活協働組合(COOP)を通じて専攻建築士の制度を周知していく考えです。
このことを受け、神奈川県建築士会でも、今後、検討作業に入る予定です。大きな変更点は、
■CPD(継続職能開発)制度
・認定単位は、事前認定された講習会・研修会のみ
・CPD単位は時間単位へ変更
・ICカードによる登録・実績管理
■専攻建築士制度
・認定に必要な単位数年50単位を12単位以上
・専攻領域の名称変更「設計専攻」→「統括設計」
「生産」 →「建築生産」
・専攻建築士証をICチップ入りカード化
詳細は決まり次第、会員の皆様へお知らせいたします。
お知らせコーナー
★中支部より★
「蔵づくりの街・小江戸川越」視察ツアー
中支部では川越の町並みと川島町の遠山記念館の見学を企画いたしました。
【日 程】 11月14日(土)
【集合場所】平塚駅南口プレジール前 7:30
秦野駅南口ロータリー先 8:10
【定員・参加費】先着20名程度 ¥3,000/人
小学生以下参加費無料、昼食代は実費
【CPD単位】4単位
【申込み】11月6日までに、氏名・年齢・会員番号(会員の方)
・当日連絡先・乗車場所(平塚又は秦野)を明記してお申込み下さい。
http://www.kanagawa-kentikusikai.com/sibu/naka/sibumail/
或いはFAX 0463-88-4324(澤田)へ
★横須賀支部より★
第62回横須賀市民文化祭「フラワー・建築合同作品展」開催のお知らせ
【開催日】11月13日(金)~11月17日(火)
【会 場】横須賀文化会館3階 第1市民ギャラリー
【テーマ】横須賀の今と昔
※詳しくは横須賀支部ホームページをごらんください
★福利厚生委員会より★
秋の研修旅行のお知らせ
~晩秋の八郷から袋田・真壁へ~
【開催日】11月28日(土)~29日(日)
【集合出発】横浜駅西口天理ビル前 8:30
【宿 泊】袋田温泉 思い出浪漫館
【参加費】25,000円【定員】40名(申し込み先着順)
【コース】1日目:横浜→吉田正音楽記念館→八郷の茅葺民家(昼食)→袋田の滝→袋田温泉(泊)
2日目:袋田温泉→那珂川町馬頭広重美術館→益子(昼食)→真壁町散策→横浜18:00着予定
【申込み】氏名・連絡先を明記の上、事務局までご連絡ください。
TEL 045-201-1284 FAX 045-201-0784
『編集後記』
今年の全国大会は山形でした。
まちづくり交流プラザでは子どもの生活環境部会とスクランブル調査隊が出展し、銀賞を取るというすごい事になりました。
それだけ注目度が高かったのですね。
全体的に見ると、山形の伝統が色濃く出た大会だったと思います。お料理も美味しかったですよ。
来年の全国大会はどんな感じになるか、楽しみです。(佐藤 ユリ)