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あけましておめでとうございます。
昨年は、暮れに衆議院解散・総選挙と慌ただしく、一年の幕を閉じました。
解散風は、秋口から取りざたされておりましたので、意外感はありませんでしたが、
総選挙の趣旨は、必ずしも、納得できるものではありませんでした。
そう思われたのは私ひとりではなかったと思います。
アベノミクスの評価と原発再稼働、集団的自衛権等が争点であると言われましたが、
なぜこの時期かについては説明不足であったと思います。
消費税アップを先送りしたことの評価はどうかに視点を置いても、
野党各党からは「消費税を直ちにアップすべき」との意見は出てきません。
国民に負担増を求めることは歓迎されることではありませんが、
「課題先送り」が本当に望まれる事かは疑問です。少子高齢化が進む中で、
福祉政策・子育て支援策の財源はどうするのでしょうか。案の定、財政再建を懸念して、
日本国債の格付けは引き下げられたようです。
最近、御嶽山の噴火、長野県北部の地震に続いて阿蘇山の噴火と日本の地下の動きも気になるところですが、地球温暖化による異常気象と何とも気がかりなことが多くみられます。
天災地変は避けようがありませんが、何とか人災だけは防ぎたいものです。私たち、建築技術者としては、防災・減災について、社会に貢献できることが数多くあります。日々の研鑚を通じて、技術力の維持・向上に努め、社会に貢献する責務を担っていると思っております。
当建築士会もそのための役割を果たしてまいりたいと思っております。
ところで、昨年6月、長年の課題でありました「建築士法」が改正され、
本年には施行される運びになりました。
建築士法改正に先だって、「建築基準法」も改正されましたが、ほぼ同時期に施行されると聞いております。
両法の改正とも、抜本的な改正ではありませんが、建築確認を含めた設計業務には関係深い改正ですので、改正法の施行には留意していくことが必要です。
法の適切な運用により、顧客・消費者の利益が保護されるものと確信しております。
先に、政治や自然災害について触れましたが、社会・経済のことはともかく、
当神奈川県建築士会についてお話ししたいと思います。
本年は、役員改選の年でありますので、平成27年度は新たな役員の下で本会も運営されることになりますが、
役員改選に先だって、本会の運営上大きな問題である「会費値上」について、
総会へお諮りすることが、先日の理事会で承認されました。
詳細を更に詰めたうえで、会員の皆様にお知らせし、総会でご審議いただきたいと思っております。
少子高齢化の影響もあって、建築士資格試験の受験者も合格者も、年々減少する傾向があり、
収入の減少も歯止めがかかっておりません。
一方で、魅力ある建築士会とするためには、建築士会の活動の維持、活発化は必要不可欠です。
事務局経費の削減にも努めてまいりましたが、消費税アップも負担増となっております。
皆様に、ご負担をかけることは心苦しいのですが、是非とも、ご理解とご協力を頂きたいと思っております。
本会の役員改選に先だって、国政の方は人心が一新されました。
政治・経済のかじ取りは大変難しいことと思いますが、社会・経済の安定と成長に期待をしたいと思います。
経済の活性化のもと、本年が活力あふれる年となることを願い、
皆様が幸多い年を迎えられることを祈念し、
新年のご挨拶といたします。
秋晴れの10月18日(土)、12回目となる活動交流会を湘南支部が担当し、
女性委員会・青年委員会の協力のもと、歴史文化のまち「鎌倉」で行いました。
古くからの歴史と文化に育まれた鎌倉のまちで活動する方々をパネリストにお招きし、
主に近代・現代の建物やまちなみに着目し、まち歩きの後、鎌倉市の「歴史を生かしたまちづくり」
の取り組みや、保存と活用の事例を伺い、これからのまちづくりについて意見交換しました。
今回のねらいでもあった建築士と市民が一緒に景観まちづくりを考えるよい機会となりました。
鎌倉駅をスタートし、若宮大路を進みます。
八幡宮の参道である段蔓は近く改修のため
通行できなくなるようです。
左手にある「湯浅物産館」は昭和11年築の看板建築といわれる造りです。
最近耐震改修を終え、1階が店舗、2階が写真スタジオとして
活用されています。
少し行くと三河屋本店があります。
昭和2年に建てられた伝統的な出桁造りの商家(酒店)です。
鶴岡八幡宮の境内にある県立近代美術館は昭和26年に建てられた
坂倉準三の代表的作品でその存続が望まれています。
川喜多映画記念館の敷地内にある「旧和辻哲郎邸」は鎌倉の景観重要建造物の第1号です。
扇ガ谷にある「鎌倉風致保存会事務所」は昭和2年築の
登録文化財になっている
和洋館並列型の住宅の洋館部分を活用しています。
秋田県湯沢市から高久酒造の酒蔵を解体移築した「結の蔵」は賃貸物件として活用されています。
18mの丸太の棟木がみごとです。
鎌倉駅をスタートし、御成通りを進むと「旧安保小児科医院」に出ます。
大正13年に建てられたハーフティンバーの妻壁が特徴的です。
由比ガ浜通りに出たところでみえるのが「ハリス記念鎌倉幼稚園」で、梅鉢型園舎が特徴です。
同じ敷地内に吉武長一設計の鎌倉教会会堂があります。
由比ガ浜通りを行くと鎌倉彫の店舗「寸松堂」があります。
昭和11年に建てられた城郭建築風の建物で長谷界隈のランドマークです。
寸松堂の角を曲がって静かな住宅街を行くと吉田五十八設計の「吉屋信子記念館」があります。
この日は公開日で内部も見学して大満足。
鎌倉文学館(登録文化財)は昭和11年に前田利為氏の別荘として建てられました。相模湾を見下ろす鎌倉の別荘建築です。
その後明治41年に建てられた「長谷子ども会館」(旧諸戸別荘)、大正14年以前に建てられたといわれる「加賀谷邸」、由比ガ浜通りに戻って大正13年に建てられた「のり真安齊商店」や「柴崎牛乳店」、「毎日新聞販売店」、「THE BANK」など、通り沿いの歴史的な建物を楽しんで、六地蔵から御成小学校へ向かい、冠木門や講堂をながめて午前の部解散、鎌倉商工会議所で午後の部となりました。
午後のシンポジウムは鎌倉商工会議所ホールに100名の参加者が集まり、
始まりました。
支部長、会長、鎌倉市副市長の ご挨拶に続き、
基調講演は「鎌倉の歴史を生かしたまちづくり」をテーマに
鎌倉市役所の奥山信治氏より
お話いただきました。
鎌倉市の景観づくりのあゆみを草創期、初動期、展開期に分けて、
それぞれの時代の取り組みとその成果を知ることができました。
パネリストは基調講演者の奥山信治氏(鎌倉市開発審査課)、征矢剛一郎氏(鎌倉風致保存会)、
湯浅弘邦氏(湯浅物産館)、福田亮一氏(建築家、建築士会)、
今村文明氏((一社)ひとまち鎌倉ネットワーク、建築家)。
湯浅氏は代々引き継いだ若宮大路の湯浅物産館の建物を再生させた手法を報告した。またこうした建物を大切にしたまちづくりこそ鎌倉の観光資源になることを述べた。
福田氏は地域の建築家として古い建物を大切に残そうとする心を持つことや技術的な可能性を示した。
今村氏は鎌倉の景観について市民と考え議論し、活動してきた「ひとまち鎌倉ネットワーク」の活動を報告。会場からのもっと規制を強化し景観を守るべきとの意見に対し、法的な規制には限界がある。
また、税金や政策誘導的な法整備も考えられるが難しい。
さらに鎌倉は古都と言っても京都のように
歴史に裏付けられたデザインコードが存在せず規制ができない。
むしろ市民一人一人が「良い景観とは何か。」「どのようなまちにしたいか。」
を真剣に考えることから始めるべきで、そのためにも日頃からこの問題に正面から
向き合って仕事をする専門家として建築士の存在が重要であるという結論になった。
(梅沢典雄設計事務所)
神奈川建築コンクールは、神奈川の建築文化・建築技術の向上を図り、魅力あるまちづくりを推進するため、神奈川県及び12市が主催しています。県内で2年以内に完成した建築物が対象で、優れた建築物の建築主・設計者・施工者を表彰します。神奈川県建築士会もこのコンクールの協賛者団体として協力をしています。 今年度は、応募総数104件(住宅部門57件、一般建築物部門47件)の中からから主催者賞として、住宅部門では最優秀賞1件、優秀賞7作品、アピール賞1作品、一般建築物部門では、最優秀賞1件、優秀賞8件、アピール賞2件が選ばれました。その中で、今回、協賛者賞「神奈川県建築士会賞」を受賞した会員のみなさんに受賞作品についてご紹介をしていただきました。
所在地 ● 川崎市麻生区
建築主 ● 個人のため非公表
設計者 ● 納谷建築設計事務所
施工者 ● (株)飯塚工務店
■用 途:専用住宅
■敷地面積:192.56㎡
■延べ面積:94.79㎡
■構造・階数:木造/地上2階
ただ単にたくさんの居場所を作ろうと、設計をスタートさせました。1階は床レベルをGL-900mmにすることで、開放感と籠り感を同居させ、同時に安定した地中熱により夏は涼しく冬は暖かい環境を手に入れることができました。屋根の上はもう一つの居場所として芝生を敷き、それは断熱効果も上げています。結果いくつもの居場所で構成された建物は、偏った方向性のないもの「360°」になったと考えています。
所在地 ● 横浜市港北区
建築主 ● 個人のため非公表
設計者 ● (有)acaa建築研究所
施工者 ● (株)山菱工務店
■用 途:専用住宅
■敷地面積:132.47㎡
■延べ面積:158.39㎡
■構造・階数:木造・地上2階
急なさかの途中に建つこの家は、クライアントのオフィスや奥さんの経営するとってもちいさなギャラリーが併設されており、そのエントランスは建物がすっかりと浮いたピロティ部に展開される。そこは社交の場でもあり、家族の憩いの場でもある。ピロティからは裏山の樹木が見え隠れし、抜けて行く風と光は坂道を挟んだ閉鎖的な住宅街にゆとりと緑の風景を与えるだろう。
他の入賞作品や神奈川建築コンクールの詳細については、
神奈川県のホームページ(http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p844841.html)に掲載されております。
作品募集のお知らせも掲載されますので、次回は応募をしてみよう!と思われる方、
ぜひご覧になってみてください。また、2月に本会教育講習委員会主催の入賞作品見学会の
開催を予定していまます。
設計者や施工者の説明もありますので、「ナマ」の入賞作品を見に行きませんか!
見学会の詳細は本会HPでご案内します。
所在地 ● 横須賀市
建築主 ● 個人のため非公表
設計者 ● 植本計画デザイン
施工者 ● (株)キクシマ
■用 途:専用住宅
■敷地面積:220.16㎡
■延べ面積:165.17㎡
■構造・階数:木造/地上2階
眼下に海を望み、海への眺望をひとりじめした建物です。 コの字型の配置の建物が周囲からの視線を遮り、内部に入ると海への視界が大胆に開いており、 構造あらわしの木の空間や、実用性とデザイン性を両立させた家具・収納類も必見です。 施工中は建築主様も何度も現場に足を運ばれ、建築主様、 設計の先生方と私共施工会社が一体となって完成させた住宅です。
所在地 ● 藤沢市
建築主 ● 神奈川県
施工者 ● 谷津建設(株)
設計者 ● (株)ヘルム/オーブ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド
■用 途:港湾管理施設
■敷地面積:44,592.82㎡
■延べ面積:7,839.45㎡
■構造・階数:RC造・S造/地上2階
屋根は大波を思わせる自由曲面。 平面的には湘南の風を受けたヨットの帆のようなフォルム。高難度の施工をするにあたり、 3D 技術を扱えるメンバーを揃えPT とし、 3D プリンターで精密模型を作り、設計者協議のもと、 躯体工事関係業者を参画させ、施工検討を重ね、無事故にて竣工した。 注意点は、コンクリート打設時と臨海部特有の強風対策。これらを克服し、 関係者の「思いが形」になった施設です。
所在地 ● 横浜市神奈川区
建築主 ● (学)神奈川大学
設計者 ● 横浜市建築設計協同組合/
(株)金子設計
施工者 ● 鹿島建設(株)横浜支店
■用 途:大学
■敷地面積:31,088.11㎡
■延べ面積:11,484.50㎡
■構造・階数:S造・RC造/
地上4階・地下2階
創立100周年に向けたキャンパス整備の一環として、 地域住民から親しまれてきた公開空地を残しつつ、 校舎内に新たな軸線を通すことで新しい人の流れを創り出し、 中央の吹抜けは各階を繋げ、自然換気とすることでエコ・キャンパスを目指した講義棟です。 構造では、大学の特許である地震・振動対策技術「座屈拘束ブレース」を ランダムに配置することで意匠と構造のデザインの融合を図りました。
開催のテーマは「建築士の決断『ならぬことは ならぬものです』ふくしまで語ろう 建築・絆・再生」です。3年前の東日本大震災の被災地での開催とあって、テーマはおのずと震災からの復興、 及び復興のために建築士ができること、が中心となりました。 開催県の(公社)福島県建築士会の松隈会長によると、テーマにある「ならぬことは ならぬものです」は、 会津藩士たちが子どもの頃に教えられた「什の掟」の最後の一文だそうです。 他から言われてするのではなく、自らが制約や強制を受けずに「我々はこうあるべき」との信念のもと、 互いに約束し、励まし合うという教えだそうです。当日は福島県知事、郡山市長も来席し、福島の力強い復興の姿を全国の建築士に見て帰って欲しい、 というメッセージがありました。24日は交流セッション①(テーマは防災・減災・まちづくり)、交流セッション②(テーマはBuilding Information Modelになにができるか)、情報発信セッションⅠ(「建築士のたまご達」による作品の展示)、情報セッションⅡ(震災復興の現状の写真展示)が開かれました。また、記念講演として、郡山市出身でトヨタ自動車のモータースポーツ部シニアディレクターで、F1/ルマンに参戦した高橋敬三氏の講演がありました。高橋氏は、自動車と建築の違いはあるものの、技術者として共通する魂について語り、会場からは大きな共感を呼んでいました。
本年の全国大会では、「被災からの復興とコミュニティの再生」と題し青年委員会、女性委員会、
まちづくり委員会の合同セッションが開催されました。
セッションは、各委員会の報告とパネルディスカッションで構成されました。
各委員会の報告では、共通のキーワードを「防災」と定め、震災後から行っている取組みを述べました。
ここでは、女性委員会の取組みについて報告します。
福島県女性委員会では、今もなお放射線の心配が続く生活環境において、将来を担う子供達を守るために、
放射線遮蔽効果のある住宅の構築を目指し、各種建築材料の放射線遮蔽効果の把握を行ってきました。
そのデータを元に、モデル住宅を用いて、住宅内でどの程度遮蔽効果が得られるか確認試験を実施しています。
その結果、新築住宅タイプで最大39.4%の遮蔽効果を確認しています。
本試験結果は、建築材料の一部で実施しているもので、全ての効果は確認されていませんが、
建築材料の選定を工夫することで、生活環境の向上とともに、住民の安心への一助になると思われます。
また、全国の女性委員会では震災後に「花咲プロジェクト」「ステッカー募金」や「HUG」などの防災への啓蒙活動など様々な取組が行われています。
本セッションでは、各委員会の取組み報告がなされ、違った視点での活動がお互いの情報交換と刺激に繋がるよい機会でした。
アメリカで研究が進み、既に建築技術者の8割が活用していると言われている
BIM(Building Information Model)。
建築物の形状や空間構成、地理情報や部材の数量などを多角的に
精査して建築の生産性を向上させるシステムとして注目を集めています。
交流セッション②はこのBIMの最新事例などの発表でしたが、
いま話題の3Dプリンターの技術を応用した自動的に建物を作る新工法などが発表されました。
例えば、鋼鉄繊維を練り込んだ硬練りのコンクリートを
自動操作のホイストクレーンの先端からチューブで押し出し、
三次元空間を自動的に生成してしまうシステムは、
中央アジアなどの地震の少ない国々の住宅(平屋)を大量生産する仕組みとして注目されています。
日本ではまだ建築模型の自動生成や部材の試作品作成などに留まっているBIMですが、
今後は新しい建築空間を生み出すツールとして注目されて行くでしょう。
初冬を感じさせる冷気と朝靄の立ち込める中、集合場所の郡山駅東口へ。 学生時代4年間お世話になった郡山は、卒業来、縁の切れない地です。 東日本大震災による津波被害、さらに、原子力発電所事故と経験したことのない被害に、 当事者でなくともだれもがその恐怖に震えました。原発被災地への見学に、二の足を踏んでいましたが、 案内人のお誘いを受け、参加を決意しました。浪江町、大熊町、富岡町の被災地復興状況、 福島第一原子力発電所の新事務所棟、給食センターを車中より視察、 その後、清水建設事務所にて除染の概要の説明を受ける。帰還困難区域、居住制限区域、 避難指示解除準備区域の3区域があり、除染計画に沿い、除染が行われている。 この事務所からは、毎日1,000数千人の作業員が除染作業に従事しているとの事。 Jビレッジ(楢葉町)にて昼食。ここは、震災前は、サッカーのナショナルトレーニングセンターでしたが、 今は、原発事故収束のための中継基地として機能しており、原発作業に従事する多くの作業員の方々がいます。 被災地の現状を見る事の大切さを実感した次第です。そして、郡山への思いを持ち日頃から災害に対し建築士として、何ができるかを考え、 行動する必要があると再認識しました。
全国大会では、第2回全国ヘリテージマネージャー大会も開催されました。
開会挨拶 会運営委員長 後藤治氏、
趣旨説明 協議会副委員長 塩見寛氏
(1)福島県 鈴木節夫氏
福島の歴史的建造物・東日本大震災その後
・白河市の歴まち法に基づく取組み・歴史的建造物の被害と対応
(2)東日本大震災の被害状況と今後の課題
・茨城県 武村実氏:伝建地区・真壁の被災歴史的建造物の修復
・群馬県 新井春夫氏:桐生の取組み
・宮城県 大竹雅之氏:宮城の取組みと課題
(3)災害時の歴史的建造物の対応について
・兵庫県 沢田伸氏:阪神淡路大震災における対応
・静岡県 塩見寛氏:応急危険度判定との連動による対応:災害時調査マニュアル
以上が当日のプログラムでした。
主な内容は、
■福島県白河市
東日本大震災時での白河小峰城、丹羽長重廟拝殿の被災状況や修復方法、
地元で調達できる材料、人材育成のシステムづくりについて説明。
また、「蔵ウォーク」を過去8回開催しており、所有者・地域の方へのまちの良さ、
建物の良さを改めて認識してもらっているとのことです。
■茨城県真壁伝建地区
国指定、国登録、県市町村登録などの補助金の違い、震災によって交付される補助金の範囲、
年度をまたぐ場合の処理、地震による剥離と劣化による改修工事の補助金の枠の違いなど、
補助申請の難しさについて興味深いお話でした。
■群馬県桐生
市内にある歴史的建造物の被災、調査状況や平常時の準備の必要性などを説明。
また群馬士会桐生支部の会員はヘリマネ(以下HM)の受講がとても多く、
支部会員の2割がHM登録者となっています。
■宮城県
文化財を生かしたまちづくりや復旧費用の確保の必要性が訴えられました。
また士会主催で「大工塾」を実施しており、「技術講習・実技指導」を
「木造工法文化・省エネ・林業・復興住宅建設・高密度高断熱施工」をテーマに東北の風土に
合った住まいづくりが学べるようになっています。
■兵庫県
阪神大震災での歴史的建造物の被災状況や調査・復旧方法、静岡県
平常時・非常時の体制や行動などを説明。調査等行動マニュアル作成の必要性が訴えられました。
神戸大学の調査により災害における未指定建造物が取り壊される時期として、
被災後3か月後に最初のピーク、被災後6か月目で公費による解体が行われていることがわかっています。
解体される前に何らかの対策が必要ですが、まずそれには「歴史的建造物リスト」
の整備と共有が大変重要になってきます。
静岡でもリスト化・データ化を行っています。また応急危険度判定の際、判定書と同じ大きさの紙で、
建物の価値が高い旨及び修理修復が可能で相談も受ける旨が書かれたものを併せて貼るとの事です。
そうすることにより、所有者が解体しなければならないと思ってしまう事を回避することができ、
また相談を受けてくれるところがあることを知ることになります。非常にいいシステムです。
HM受講者の活動としては、今ある建物の保存活用、そして埋もれている建物の発掘、
地域にたいしての啓蒙活動など様々ありますが、非常時における対応はとても重要で早急に
行動を起こさなければならないと思いました。
小田原市定年退職後
公益事業協会勤務、現在無職
小田原地方支部 監事(元支部長)
「この様な受賞を頂き誠に有難うございます。身にあまる光栄で、心より感謝を申し上げます。」
久野建築設計事務所 代表
湘南支部 相談役
「士会入会から早 34 年。湘南支部の皆様の推薦により表彰を受けることができ、心から感謝しております。」
大島建築設計事務所 所長
県央支部長二期の後現在事務局
「身近な支部活動にこれまでの経験を生かし、年齢相応の役割を見い出していかなくては、という意味の表彰だと受け止めています。有り難うございました。」
( 株 ) キクシマ 代表取締役
横浜支部 副支部長
「建築に関わるあらゆる職能の交流・研鑽の場として、
建築士会の発展を期待しています。」
出身地・住所地:横須賀市
勤務先:(有)芹澤建設(横須賀市)
今回、伝統技能者表彰を受賞された芹澤さんに、
その生い立ちやお仕事などについてインタビューしましたのでご紹介します。
◆プロフィール(生い立ち)
1963年1月誕生、そして1か月もたたずに肺炎になり、生死をさまよいながらも、
小・中・高は横須賀にて元気に過ごし、東京の専門学校に入学。
勉強は二の次、妻と出会い卒業後3年で結婚しました。
今では、3人の孫がいるおじいちゃんです。
◆建築大工になったきっかけ
父が大工のため後継ぎとして職に就く。だが半年前までは、絶対やりたくない職業でした。
就活で何社か受け、内定をもらったが、母より大工やらないの・・・!の一言で
父の後姿を負うことにしました。
◆代表的なお仕事
川崎身代わり不動尊、福徳稲荷社、N邸アラワシ住宅(土台・柱・梁・野地)、
横須賀Y邸和風住宅、思い出のある最初の設計施工 S邸住宅
◆現在のお仕事
今でも父の仕事と同じ町の建築屋さん 小さな仕事から新築までやります。 私は、木造なら何でも(社寺建築~棚吊まで)やります。
◆心がけていること
笑顔で一生懸命やること。施主様が一生住む家だと考え、一緒に悩み造る。(仕事するのは、一時)
◆プライベート・今後の活動について
かわいい孫も生まれ、一緒に遊びに行くことを楽しみに元気でいられるよう 健康に気を付けていきます。 若い方の育成、そして一緒に遊び・学ぶこと。 最後に自分の持っている技術を若者に教えていきたいと思います。
◆最後に、受賞の感想をお伺いしました。
建築家として、この賞に恥じないようより一層頑張りたいと思う。
そして廻りの方々のお力添えと感謝し、一人では、何もできないことを感じています。
今回は11月に開催された研修会・講習会を取り上げました。
4つの部会がそれぞれのテーマを掲げて研修会等を実施しています。
年度後半もまだまだ講習会ありますので、是非一度、参加してみてください。
11月2日かながわ県民サポートセンターで「ファシリテーター講座」を行いました。この講座開催は子ども部会が過去2回行ったファシリテーター講座を是非また、という声が寄せられたことと、 社会の状況が変わり、ワークショップという手法が様々な場面で活用されてきている中、 改めてファシリテーターってなんだろうという事を学ぶ場を設ける意味を感じたことがきっかけとなりました。 そのような経緯から、今回の講座では対象を「ワークショップ形式の活動に関わっている方、 これから始めようと思っている方・ファシリテーターに関心のある方」として、 「一緒に考え、大切なものは何かを学び、これからの活動に活かす」ことを目的として企画しました。講師は過去の講座もお願いした早稲田大学の安部芳絵先生です。いつも最初に「あべちゃんと呼んでくださいね。 ここでは何を言っても自由です。」というお話から始まります。
当日は他県の方も含めて建築士会から17名、一般の方が1名、学生が2名合計20名の参加者がありました。 「部屋の四隅」「仲間探し」のアイスブレイクのあと、ワークショップ、ファシリテーター、 エンパワー等のお話を聞きました。実際に書いたり話合ったりの中で、 立場の違う方々との交流も含めて貴重な体験をすることができました。 終了後のアンケートでは「しゃべらないで仲間を探すアイスブレイクはとても楽しかったが、 それを行うちゃんとした意味があることも知りました。」 「大事なのは聴くこと・待つこと・大人も子どもも一人の人間として向き合うこと・ 失敗しても良いこと、というのがよくわかりました。」などの声が集まり、今回の基礎編の続きを実践編として 是非開催してほしいという声も多く寄せられました。子ども部会としては来年度の活動の中で検討していきたいと思います。
11月15日、首都大学東京大学院 都市環境科学研究科建築学域教授博士
小泉アトリエ 小泉雅生氏を講師に迎え
講習会を開催しました。講習会のテーマは「LCCM住宅とこれからの住宅環境」です。
講習会の前半はLCCM住宅についての解説、後半は環境に配慮した住宅実例の解説をしていただきました。
LCCM住宅はライフサイクルカーボンマイナスの頭文字をとった略語で、
住宅の建設時から廃棄時まで含めてCO2発生量をマイナスにする住宅です。
小泉氏は3年前に完成したLCCM住宅実験棟の設計に携わった方で、講習会の前半ではLCCM住宅の概要について詳しく
解説していただきました。ライフサイクルコスト分析に基づく建設工法や建築材料の選定、熱流体シュミレーションソフトを用いた換気塔効果の検証設計、夏季・中間期・冬季モードの明確な分離による季節対応の可変型プランの提案など、設計時の裏話を交えながら詳しくお話しいただきました。
講演会後半は小泉氏の自邸である「アシタノイエ」を中心にご自身が執筆された「環境のイエ」という書籍に掲載された住宅の解説をしていただきました。空気、熱、光、音は目には見えませんが快適性を左右する大きな要素です。環境配慮のメカニズムを図や矢印により可視化することでどのようにデザインに取り入れているのかを解説していただき、身近な環境を意識し可視化することで見えないものを身体感覚で理解して住環境は快適にできるという小泉氏の持論を示されました。参加者から幾つもの熱心な質問もだされ充実した講演会となりました。
建築環境部会では昨年に引き続き快適環境に関する勉強会を月に1回開催しています。来年度はより実践に則した勉強会や実例の見学などを行っていく予定です。
参加自由ですので快適環境にご興味ある方は技術支援委員会 建築環境部会ホームページからメール又はFAXで参加申し込みを送ってください。
建築士が参画する地域貢献活動を支援することを目的に、
連合会に「地域貢献推進センター」が設立され、神奈川県建築士会においても、
「かながわ地域貢献活動センター」が平成15年に設立され、助成金の交付等活動団体に支援を行っています。
今年度は、2件の民間の団体に対し助成を行ないました。
平成27年度は、引き続き、建築士(建築士会会員)とともに、まちづくり地域活動をしている、
またはしようとしているグループや各支部が行う景観整備機構推進に向けた活動に対し支援(助成)を行います。
平成27年度の募集概要は以下の通りです。
神奈川県建築士会会員の皆さんが参画する活動があれば是非応募をお願いします。
【受付期間】
平成27年1 月13 日より3 月20日まで
【助成対象事業】
(1)会員が関与する営利を目的としない地域貢献活動
(2)神奈川県建築士会支部が行う景観整備機構の推進に関する活動
【助成額】
(1)20万円以内(助成率1/2)但し、3年を限度(継続助成総額60万円以内)
(2)20万円以内(助成率1/1)但し、3年を限度(継続助成総額60万円以内)
対象となる地域貢献活動及び申請書等は次のホームページを参照してください。
http://www.kanagawa-kentikusikai.com/iinkai/chiiki/
藤沢に残る蔵まえギャラリー(旧榎本商店)の活用アイデアコンペが一般社団法人
神奈川県建築安全協会の助成を利用してこの秋に行われた。この蔵前ギャラリーは、
東海道から分岐する旧江の島道沿いに位置する。
昭和6年頃築造された米穀問屋であり店舗兼住宅を中心にして、
両脇に内蔵・外蔵の袖蔵を持ち重厚な構えを見せている。
湘南藤沢文化ネットワークが主催したコンペのタイトルは「江の島道にある町家の再生アイデアコンペ」
審査方法は
①歴史的建造物の再生活用として実施レベルに至っている
②経済性に配慮している
③日本文化とのつながりを持った新しいデザイン提案。
以上を重視して総合的に審査をするということで、建築士会スクランブル調査隊の森山として
審査委員に名を連ね厳正な審査をさせてもらった。
どの作品も、今後一層この界隈を賑やかにしてくれるであろうと思わせるものばかりの秀作であった。
10月30日(木)、横浜支部主催の日帰り研修バス旅行に参加させて頂きました。
今回の見学コースは競進社模範蚕室、世界遺産の富岡製糸場、安中製錬所、そして磯崎新設計の群馬県近代美術館でした。
最初に訪れた競進社は4つの高窓が付いた屋根が目を引く外観です。
明治時代に建設された埼玉の数少ない産業遺構で、開口部を広くとり床下に吸気口を設け、
天井には空気が通るよう小問返しとし、高窓はロープで手動開閉出来るようになっていました。
◆競進社模範蚕室ホームページ
http://www.city.honjo.lg.jp/kanko_bunkazai/rekishi/1379049061514.html
次に訪れた富岡製糸場は、木の骨組の間に煉瓦を積み上げ壁を成した木骨煉瓦造が特徴の建造物です。
現在でも明治創業当初のまま良好に保存されている建造物は富岡製糸場だけだそうです。
今年6月に世界遺産に登録されたためか、平日にもかかわらず見物客で大変混んでいました。
その後、昼食は「たちばな源氏庵」で天然繭を練り込んだ富岡シルク麺を美味しく頂きました。
三番目の見学箇所の安中製錬所は50万㎡もの敷地を有する山の斜面にそびえ立つ姿がとても迫力があり、
山岳要塞という呼び名がぴったりでした。バスで工場近くまで行き、
社員の方に工場内を案内して頂くという大変貴重な体験をさせて頂きました。
最後に磯崎新の初期の作品、群馬県立近代美術館を訪れました。1.2mグリットの正方形を基本モジュールとして規定しており、
開館して40年を経過しているにもかかわらず、モダンな印象を与えていました。
まるで大きな現代美術の彫刻のような佇まいでした。
1日という限られた時間でしたが、全ての見学コースを予定通りまわれ、とても有意義な研修旅行となりました。
◆富岡製糸場ホームページ
http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html
2014年11月19日(水)建築家・室伏次郎様を迎えてのCPD・専攻建築士制度委員会で初めての講習会を開催いたしました。
なぜ室伏先生なのかは、「JIAマガジン301」にて掲載された対談にて、若い建築士がプロポーザルに参加できる
体制の必要性を説き、登録建築家,専攻建築士の重要性を訴えました。
こういったいきさつがあり、室伏先生の講演会に至りました。
第Ⅰ部 講演会「建築家・室伏次郎 作品を語る」
第Ⅱ部 パネルディスカッション「プロポーザルと登録建築家・統括設計専攻建築士」
第Ⅲ部 専攻建築士制度 申請説明会
第Ⅰ部での室伏先生の建築作品の紹介から、第Ⅱ部ではコンペの審査員になって感じたこと、 今後の課題、若者が参加できる体制作りといった一連の流れの中でのCPD、専攻建築士の必要性を、 コーディネーター上原常任理事とパネラーの室伏先生・三宅委員長によるパネルディスカッション形式で対談していただき、 2時間という短い時間でしたが、かなり充実した内容でした。室伏先生および講習会に来て頂いた皆様に、 この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
女性委員会に参加するようになり1年程度が経ちました。 イベント毎に準備や会場設営、買い出しなどに行くのが大学時代のサークルのよう?で楽しみを感じています。 今年のイベントでは折り紙建築とピザ作りに参加しました。 折り紙建築は最初に完成品を見ましたが、これを1枚の紙で作ったの?と思うほどきれいでした。 イベントでは時間制限がありましたが、細かい作業が好きな私は難しい細かい作品を、 時間をかけてゆっくりきれいに作りたい!と思いました。ピザ作りは建築ではないですがものつくりという点で同じですね。 建物も出来上がったものを見る喜び、ピザは食べる喜びがあり、どちらもいいものだと感じました。
最近では自然災害発生時の損害調査業務についての勉強会に参加しました。 災害発生時に建築士の必要性を感じ、建築士として人助けになることをやっていきたいなと思いました。 人助けをしたいということで思い浮かぶのが、私が一級建築士を取得してから周りの人に自分の住んでいる住宅について 聞かれることが増えました。私はゼネコンに勤めているため、住宅に関しては「?」と思うことが多いです。 でも、他の人から見たらどこに勤めていても建築士としては同じです。幸い女性委員会には建築業界でも様々な 分野の方が参加しているので聞いたりできますが、さらに理解を深めるために住宅相談などで聞かれることについての勉強会が できたらなと思います。あと何年くらい住めるの?メンテナンス時期はどのくらい? この間取りはどうなの?30年以上住んでいる住宅だけど耐震は大丈夫?など。女性委員会の活動で自分が普段仕事で携わっていない 建築分野の理解を深めていきたいと思います。それによって私自身、身近な人にも建築士としての手助けが できるようになれればと思います。
総務企画委員会には、賛助会員に所属する委員により小委員会が設置され、
賛助会員の協力をいただいた講習会や見学会を行っています。
平成26年11月7日に開催されたのは、鹿島技術研究所の見学会。調布市多摩川の西実験場に、
総勢約20名でお邪魔をしてきました。神奈川・横浜から少々時間がありますが、それを補って余りある見所満載の見学会になりました。
まず免震構造では、アイソレーターの実物とともに、実際に設置された音響実験棟の免震層を超至近で観察。
さらに短周期・長周期の地震動をともに再現できる3次元振動台も、
やたらデカいだけの国のE-defenseとは違った実用性を感じさせます。
圧巻は大型構造実験棟。テストピースの破壊試験ではなく、実物大の梁・柱に加力する実験用ですから、
試験体を取り付けるフレームも反力壁も4階建鉄骨造と見まごう巨大さに圧倒されました。
紹介いただいた長谷川委員(鹿島横浜支店)と研究所の皆様、ありがとうございました。
ここは、士会会員の皆様からの投稿をご紹介する 「さろん」 です。
前号に続きテーマは建築旅行記です。ベルギー紀行後編をどうぞ。皆様からの投稿もお待ちしています。
第5日目 ブリュッセルに戻り、アールヌーボーが多く点在する中、
オルタ自邸(世界遺産)を見学。(保存のため、一切の手荷物を預け撮影も禁止)
再び市街中心地に戻り、ブリュッセル郊外を観光し、
ブリューゲルが描いた当時の長閑な風景が残るブリューゲル街道を暫し歩く。
第6日目 ゲントからブルージュへ。ベルギーの古都として栄えた第3の都市ゲントは、
ギルドの象徴の鐘楼と共に、町の中心地を流れる川の水辺と川に面して壮麗なギルドハウスが
建ち並ぶ風景が素晴らしい。聖ニコラス教会、聖バーフ教会、市庁舎などを訪れ、
河畔の中世の穀物倉庫グラスレイでの昼食の後、
いよいよブルージュへ。運河の町ブルージュは、鐘楼群(世界遺産)に広場と運河が程よい
スケールの町を形成、京都のように良く保存された赤レンガの家屋の街並みが心地良い気候とマッチし、
多くの観光客を呼んでいる。
第7日目 ブルージュ観光はホテルからすぐのブルク広場で市庁舎、
旧裁判所を見学の後、旧市街の中心マルクト広場へ移り広場を囲んでいるギルドハウス群、
軽やかなカリヨンの音色を楽しませる町のシンボルの鐘楼へ。
魚市場と絵になる運河畔から石橋を渡り聖母教会から美しい旧運河「愛の湖」
の対岸のペギン会修道院へ。
ベルギーにまだ多く現存するベギナージュ(世界遺産)の広場型の代表で、
現在も修道女が暮らす白い家々が囲んでいる中庭を散策。
最古の病院と言われている聖ヨハネ施療院だったメムリンク美術館で絵画を鑑賞の後、
運河クルーズを楽しみグルーニング美術館へ。馬車が交通の主役のこの街では、
徒歩と運河クルーズで街並をゆったりと楽しみます。
混在した街路や広場や運河が微妙に調和して作り出したこの素晴らしい街並みは、
電柱電線が無いことや外灯が建物に取り付けられているさり気ない様がこの風景を更に
魅力あるものにしています。歴史を刻んだ建物、ピンコロ石の舗道、カフェのある広場、
運河の流れ、何処からともなく響く鐘の音、草木の緑、誰もが体感する不思議な
別世界が此処にはあります。
第8日目 朝7時にブルージュをバスで発ち、シャルル・ド・ゴールから成田へ。
第9日目8月23日早朝、暑さが気になる中、成田へ到着。昨日までの暑さから解放されたとはいえ、
早速午後から鎌倉の勉強会行き、懇親会で懲りずにジョッキを
傾けている私にただただ呆れている同行者でしたが、現在、彼女もすっかりベルギービールに
嵌っています。
★次号「会員さろん」のテーマは、『入会して良かったことは?』です。
みなさん、ふるってご応募ください!