SALON 76 Web
Top >Salon76
Top >Salon76
2011年3月11日に発生した東日本大震災から、まもなく5年目を迎えようとしています。神奈川県建築士会では、2004年10月23日に発生した新潟県中越地震では、派遣人数44名、活動日数5日間で、延べ111名の方が長岡市内中心に被災地住宅相談キャラバン隊に参加し、300件の相談に当たりました。また2007年7月16日に発生した新潟県中越沖地震では、40名の方が柏崎市全域で、137件もの被災地住宅相談に当たりました。これらの活動の中で災害時の支援体制が必要との観点から、神奈川県建築士会では、2005年5月に防災特別委員会として委員会組織を発足させました。(後に防災委員会に改名) 防災委員会では、このような経緯の中で、「平時より災害に備える」を目的に、被災地住宅相談キャラバン隊の活動を建築士会会員の方にも広く知って頂くため、2013年11月に委員会主催で士会会員対象の被災地住宅相談キャラバン隊の研修会を行いました。その後研修会の反省会を踏まえ、翌年よりキャラバン隊研修会を各支部で行う事、全体研修会では気楽に聞けない事柄なども支部会員同士であれば、気楽に聞けてより理解が深まるのではないかとの意見もあり、研修会の支部開催を決めました。 ただ、支部開催についてどのように進めるか、どのような資料を用いるか、 支部開催についての各支部からの戸惑いなどが寄せられました。 委員会では、キャラバン隊活動の説明資料を作成し、研修会は、各支部防災委員が担当する事としました。 以下は、実施報告です。
県庁職域支部 2014年11月26日20名参加
相模原支部 2015年1月21日 14名参加
湘南支部 2015年1月23日 35名参加
川崎支部 2015年3月9日 16名参加
中支部 2015年5月23日 31名参加
横須賀支部 2015年5月29日 22名参加
小田原地方支部 2015年11月7日 15名参加
県央支部 2015年12月9日 17名参加
支部研修会開催については、最初にいろいろなご意見を頂き、各支部防災委員には、ご苦労をお掛けしました。担当理事、委員長、副委員長は、できるだけ各支部の研修会に参加させて頂き、それぞれの支部の特色、研修会後の食事会を通じて支部の方との交流が図れた事は、何よりのご褒美になりました。 また、体験談を披露して頂きました方々が、昔の資料をひも解いて支部の方々に真摯な態度で説明頂いている様子に、大袈裟ではなく感動を覚えました。 以下に、貴重な意見・質問を列記してみます。
・応急危険度判定士とキャラバン隊はセットで取り組むのか?
・防災連絡網上、災害対策本部からの伝達で、支部長の役目が明確でない。
むしろ防災委員が連絡や纏めを行った方が良いのではないか。
・現地で仮設女子トイレへの出入りが丸見えなのでもっと配慮がほしい。
・キャラバン隊を編成し、高速道路通行証などを入手し、被災地へ到着するまでひと仕事。
・キャラバン隊への登録を頂いた方の顔も確認できて活動し易くなっていくと思います。
・神奈川県内で大地震が発生した場合の整備が必要でコーディネーターの育成も急務ではないか。
・体験談を聞くことが出来良かった。
・神奈川県西部二市八町が連携できるような場を設けたらいかがか?
小田原地方支部では、市の担当者より、応急危険度判定員の育成について詳しく説明頂きました。
県央支部では、4市1町の行政の方から防災に関する活動報告の中で興味深かったのが、ある市では避難所毎に担当職員を決め、
年に一度避難所設営の訓練を行っているとの事でした。
このように支部毎に研修する事で、全体研修会では得られない成果があったと思います。
これからも支部と支部内行政と関係を深める事で、県内災害時での円滑な対応を目指して
今後も活動を継続していきたいと思います。
(委員長 東 二郎)
神奈川県建築士会と神奈川県は、2005年9月、大規模災害発生時の住宅対策として、持ち家再建支援の一環である
住宅相談を行う事を目的に、協定を締結しました。神奈川県公共住宅供給推進協議会により、
この協定を反映した被災住宅再建支援マニュアルが作成されています。
昨年より、マニュアルの見直しが検討され、当会防災委員会も協力し、平成27年4月に改定版が出されました。
そこで、防災委員のスキルアップに”神奈川県被災住宅再建支援マニュアル”改定版の説明会を開催しました。
・日時:平成27年7月28日 午後6時~午後7時
・場所:建築士会会議室
神奈川県 県土整備局建築住宅 住宅計画課より、住宅企画グループ・グループリーダーの久米氏、
技師の羽鳥氏に来て頂き、以下の内容で説明を受けました。
1.背景・今後想定される地震災害
・災害時の住宅対策(県の取組み)
・災害時住宅対策マニュアルの整備
・関係団体との協定
2.災害時の住宅対策の体制
・災害時の県の体制
・災害時の活動拠点
3.被災住宅再建支援マニュアル
・概要
・士会・防災委員会の取組みとの対応
・平成26年度の見直しの経緯
・平成21年度見直し内容
・支援の流れ(窓口の設置前、設置後、終了)
・今後の取組み課題について
以上のように、盛りだくさんな内容で、充実した説明会となりました。
災害は、県内のどこで発生するかを、確実に予測する事ができません。
地震の確率が高くなっている昨今、県や市町村・関係団体と建築士会の実践的な協力体制を整える事が、急務と思われます。
被災住宅再建支援マニュアルについて、ご興味ある方は、各支部防災委員までお問い合わせ下さい。
(委員 雨森 隆子)
会員の皆様は、ご承知のとおり、防災委員会では、被災地住宅相談キャラバン隊(以下キャラバン隊)の理解を深めて頂くため、研修会を開催して参りました。
また、災害発生時、円滑に相談員派遣の体制が取れるように、防災連絡網を整備しています。キャラバン隊研修会でも、この防災連絡網をご覧になられた方もあると思います。しかし、防災連絡網では、キャラバン隊の登録相談員への連絡は、各支部に任されているのが現状です。支部内の防災連絡網が整備されている支部は、少ないと思われます。これでは、発災時に、円滑に連絡を周知し、要請に答えられるか懸念される所です。上記の対策として、各支部防災委員が中心となり、防災連絡網を整備していく事が、重要となっています。
災害は、いつ発生するか分かりません!!
連絡先も、職場や自宅の電話、本人の携帯など、多くの連絡先があり、発災時間帯により、連絡先も違う事でしょう。ゆえに、確実な連絡手段の検討が急務であり、これを連絡網にいかに盛り込むかが重要となっております。会員の皆様には、防災意識を高めて頂き、防災連絡網の整備にご協力頂きます様、よろしくお願い致します。
(委員 高戸 憲一)
平成28年1月16日海老名市役所401会議室にて、平成27年度海老名市防災講演会に参加してきました。講師は、岩手県上閉伊郡大槌町町長平野公三氏で「災害時における住民の行動、共助による支援体制のあり方」について講演されました。
当時の生々しい状況を一つひとつ、かみしめる様な語りで語って頂きました。
冒頭のあいさつでは、生き残った自分にとって、今でも後ろめたい気持ちを持っている、という言葉から講演が始まりました。
津波が大槌町に押し寄せてくる状況を役場の方がビデオに撮っていて、そのビデオを見せて頂きました。撮影場所は、避難した高台から撮られていましたが、途中から堤防が決壊して次々と家々を飲み込み始めた所から、ビデオの音声はそこにいる人達の悲鳴を拾っていました。まさに大槌町が壊れていく様と表現されていましたが、津波の恐ろしさを伝える映像でしたが、忘れたらいけない映像だと思いました。
町長さんは、役場庁舎の3階屋上に避難して助かったそうですが、屋上へは、タラップを上って行かないといけないのですが、妊娠していた女性もあり、女性を優先して上らせたそうですが、ゆえに男性職員が流されてしまった方もいたらしいです。
それ故なのか当時屋上に避難して助かった人とは、それ以来顔を合わしていませんとの事でした。
それぞれの人が、未だに気持ちの整理がつかず、後ろめたさを持ちながら、
生きて行かなくてはならない事を考えると、本当にお気の毒で、立ち直るには相当な時間が必要なのだと教えられました。
また別の職員の方のお話では、母親が行方不明になり、もう一度優しいお母さんの顔を見たいと、
自ら志願して遺体安置所で400体の遺体と関わり、最後にお母さんと巡り合いましたが、元の優しいお母さんの顔ではなかったそうです。それまでは、遺体を見ても怖いとも思わなかったそうですが、お母さんが見つかって以来、それまで見てきた遺体の方の顔が夢に出て来るようになり、退職し、その後、電信柱に車をぶつける事故で亡くなったそうです。体の半分がなくなるほどの事故だったそうです。
若い職員が、被災後対応に追われ、睡眠不足が重なり自殺された事とか、宝塚市から派遣された方が自殺した事もあった。
亡くなられたことも気の毒であるが、心のカウンセラーが必要な方も未だ相当数いるとの事でした。
~大槌町の東日本大震災の検証~
①防災計画での本部移行の判断基準等があいまい
②危機管理体制の未整備
③防災訓練が不十分
④情報対策の不足
⑤本部移行・職員避難の明確なイメージがなかった
⑥巨大津波をイメージしていなかった
⑦防波堤(6.4m)への過信
⑧震災前3月9日の地震の過小評価
⑨明治以降の津波ハザードマップへの過信
講演最後に質疑応答がありましたが、今、町長が心がけていることは、命を助けることに予算の事を考えるな、
命を守ることが第一であると若い職員に言い続けているとの事です。
その後に質問者から町長の心の拠り所を聞かれ、奥さんが健在で、
自分を支えてくれているので復興に携わることが出来ていて、感謝していると言われていました。
講演を通じ、いまだ現地の人は、無事生き残った人も深い心の傷を負ってしまったことを知りましたが、
少しでも早くその傷が癒えることを願っています。
(委員長 東 二郎)
災害のあった、2011年は『建築展』(隔年開催)を実施する年、また建築士会の『交流会』の担当支部になり、この題材を求めていたとき、この大震災の記憶、記録を後世に残し、伝えていくべきと、支部では考えました。 『建築展』『交流会』を実施するにあたり、会議を重ねて行くうちに、現地に行き、自分たちの目で被災地を見るのが一番という意見がでました。この時は『建築展』『交流会』の開催する一ヶ月少し前であわただしい中、日程調整をし実行することになりました。 第一回目は、日帰りで行くことになり、当日は横須賀を5時に出発し、一路目的地である、南三陸町に向かいました。 東北自動車道では、栃木県までの路面は大きな変化もなかったが、福島県内に入ると所々に段差や修理をした箇所が見られました。 途中、石巻市では一部の建物は修繕は終わっていましたが、まだまだ生々しい傷跡が残っていました。人の往来がなく静まりかえり、ゴーストタウンのような気さえしました。 女川町では、町役場がある湾ではテレビで映し出された光景をまざまざと見てきました。 ここでみたものは、4階建てのRC造の建物がそのままひっくりかえったり、横倒しになった建物に車がすっぽりとはまったりしていました。また、建物の全てのPC杭が途中から折れて倒れているなど、いままでの私たちが建築で学んできたことが覆るようなものでした。
この湾の海岸線から若干奥に入った高台に病院がある場所で、高台の中段の道路で津波を見ていた方々が逃げ遅れ命を落とされたと思うと、なぜ、病院のある高台に行けなかったのかと思うし、津波が誰しもが予想をしなかった大きなものであったと思います。 南三陸町の中心街から離れた所の海岸の崖っぷちにあるホテルには、全国各地から応援に駆け付けている機動隊のバス等が多く駐車していました。 南三陸町に行く途中に南三陸鉄道のコンクリート製の大きな橋梁が、津波によって数十メートル流されていたのは大きな衝撃を受けました。 この河川の河口から上流へ車で5分程度行った所にあるお寺に行きました。この寺の駐車場は河川より2~3メートル高い所にあり、そこに松がありました。本堂がある場所は、駐車場より約20メートル高い所ですが、その境内の2メートル程度下まで津波が来たそうです。それを物語っていたのが、駐車場脇にあった松の木の高さ15~20メートルの所にある枝が津波によって折れたり傷がついていたりしました。 現地に行って津波はこんな奥まで恐ろしい高さでくるものだと実感しました。 志津川病院やスーパーマーケットの5階建ての屋上に避難された方の何名かはここでも命を落とされたと思うと自然災害の大きさ、怖さを知ることが出来ました。 骨組み(鉄骨造)のみ残っている『防災センター』は役場の脇にあり、災害時はここに対策本部を設けるところで、今回も町長をはじめ多くの職員がいました。 建物は3階建てであったが、屋上を越える巨大津波でここでも職員の多くが亡くなっています。役場が移転している、そして町民が非難している所に行き、 感じたことは災害があったら日常業務や通常私たちが営んでいる生活が全くできないと感じました。
第二回目の2013年は、復旧、復興の支援という目的もあり、南三陸町にあるホテルに宿泊をすることにしました。 石巻市の大川小学校は川沿いの場所に建っています。行った当日は河川も穏やかで海岸線からかなり離れているなど、 『なぜ、ここまで津波がくるか』と思いました。 校舎と体育館をつないでいる渡廊下が津波でねじれて傾いていました。 また、多くの児童や教員が高台に避難せずに亡くなったことを思うと、胸が痛み、思わず涙がでてきました。
第三回目の2015年は、
今まで視察したほかに、震災時に重油が海上で燃えているなど大きな被害のあった、石巻市を訪れました。
震災後、4年数ヶ月が過ぎたためか、街の中心地や魚市場周辺などは、復興した店舗があり、わずかでもあるが明るい兆しを感じることが出来ました。今回も南三陸町に宿泊し、宮城県が保存することを決めた『防災センター』を見てきました。
建物の周囲は建物の高さ以上土盛りをしていました。
この高台に今後は商店街等を移していくということでした。
女川町に行くと、前回と大きく変わっていました。駅は港の近くでなく、高台に移転し周辺に商店街等、街並みをつくるようになっていました。
私たちが訪れた後、駅及び周辺の商店街等がオープンしたニュースを聞き、早く震災前と同じような生活に戻って欲しいと思いました。
当支部は今後この視察を復興ということと、災害地への支援をするという目的から、数回続けて参りたいと考えています。
機会があれば2017年にも視察をしたことを掲載できれば幸いと思います。
今回のサロンは、昨年12月22日(火)18時より馬車道大津ビル地下一階会議室にて、金子修司会長に講師を引き受けて頂き、 表題のプレセンテーションを行なって頂きました。内容は日本建築学会が昨年3月に企画・開催した、 「フランスのル・コルビュジエ主要作品の空間視察旅行」の報告でした。 30名近い参加者と共に、金子会長が9日間の旅で撮影した、数千枚の写真の中から、 141スライドにまとめた内容の濃いプレセンテーションを聴講し、質疑応答のあと、 チーズやいちごなど美味しい御摘まみとワインを頂きながら、建築談議に花を咲かせました。
今回のコルの旅は、シャルルドゴール空港(ポールアンドリュー)よりコートダジュール、ニースに向かい、
Eze~CapMartinコルの墓・小屋~Thoronet修道院~Marseille MuCEM(リチオッティ)
・ユニテダビタシオン~Firminyフィルミニの教会・文化と青少年の家・スタジアム・ユニテダビタシオン~Lyonラトゥーレット
修道院・トラブール~Genevaクラルテの集合住宅~Lausanneローレックスラーニングセンター(SANNA)
・ラボー地区・母の家~Arc et Senans王立製塩所(ルドゥー)~Ronchampロンシャンの礼拝堂・
ビジターセンター(レンゾピアノ)~ParisPoissyサヴォア邸~Bazochesメゾン・ルイ・カレ(アアルト)Parisラロッシュ邸・
カステルベランジュ/ボルトドーフィーヌ/ギマール自邸(ギマール)・クック邸・テルニジアン邸・ナンジェセー・エ・コリ通りの
アパート・シュタイン邸・ブラジル学生会館・ブラネクス邸・救世軍難民院・スイス学生会館・オザンファンのアトリエ・
救世軍ボート・ルイヴィトンファンデーション(フランクオーゲーリー)・カルティエファウンデーション(ジャンヌーヴェル)と、
ほぼ通常?の観光も無く建築三昧の旅で、MarseilleではHOTEL LE CORBUSIER、LyonではCOUVENT DE LA TOURETTEになんと宿泊!
コルのModulorを体感しました。
セーヌ河にコルのコンクリート船が浮いている!
なんて知っている建築家のほうが少ないのでは?
上記の地名はスペルで綴ったので、Google Mapでご観になって頂けると、楽しい建築ツアーが出来ます。
いつも、横浜支部の建築サロンは素敵な文化人に訪れて頂き、ゲストのプレセンテーションの後、
a round-table conference at special Supperとも言えるすばらしい交流があります。
いつも、すばらしい企画をありがとうございます。
~Cincin!~♪
今後も参加させて頂きたいと思っています。
昨年12月19日(土)午後、景観整備機構委員会スクランブル調査隊部会・中支部共催にて 「秦野まち歩き~十日市場のなごりを訪ねて」と題し、秦野駅北口から秦野市本町・曽屋地区を中心に巡りました。 小田急線秦野駅北口から水無川を渡った先の本町地区、特に四つ角と称する交差点の周辺は江戸時代中期以降、 「十日市場の街」として商店街が形成され、さらに後期になりますと、煙草葉の生産が活況を増すにつれ、 近隣の経済の中心となり、明治40年代には60業種近くの産業が経済活動を盛り上げていましたが、 大正12年の関東大震災にて被災しますが、その復興を契機に道路が整備され、 その幹線道路に沿うように近代建築群が建ち並び、震災を免れた木造町家と共存します。太平洋戦争では秦野は幸いにして 大規模な空襲がなかったため、その景観が平成の今もその佇まいが残ります。さて、ヘリテイジマネージャーの補完講座も 兼ねたこのまち歩きですが、13時00分に秦野駅改札口を出発、まず水無川を渡り本町地区へ、商店街から 狭隘道路の路地へ伝い、今回の街歩きのメイン、途中の五十嵐商店では建物内をじっくりと見学させていただきました。
その五十嵐商店を後にしまして県道堀山下秦野停車場線沿道を中心に、
看板建築群や町家等の残る四つ角周辺から曽屋地区へと歩を進めます。そして秦野の歓楽街のはしりであった「親不孝通り」を通り秦野駅前のまほろば大橋にて解散。
冬晴れの午後、3時間半のまち歩きを終えました。
その後希望者は近くの居酒屋にて懇親会へ…
途中、ガラス細工を扱うお店「Green Grain」様をバックに記念写真撮影(お店の承諾済み)。
こちらも旧家の洋館を活用したお店です。
去る1月20日に「第8回ふるさと秦野生活美観表彰」にて大賞を受賞しました。 懐かしい趣きの残る秦野の看板建築や町家ですが、少しずつ姿を消していっています。 ぜひ、足を運んでみてください。 末筆となりましたが、年末の当日参加された皆様、建物見学をさせて頂きました五十嵐様、 また、資料をご提供頂いた皆様に厚く御礼申し上げます。
12月5日(土)に「私の“撮っておき”の川崎2」 ~武蔵小杉編~という景観まちづくり意識普及イベントを川崎市景観・まちづくり支援課主催、景観整備機構一般社団法人神奈川県建築士会協力で行いました。公募参加者が当日街歩きして良い景観を撮影し、その写真への思いを語って、講師(慶応義塾大学石川初教授)が講評した後、参加者投票等により市長賞等をその場で決定し、後日フォトブックにまとめるという欲張りなイベントです。 昨年度から市が主催しており、今年度初めて景観整備機構である本会に協力依頼がありました。昨年度は参加者が事前に撮影した写真(対象は市全域)を当日持ち寄って、講評と市長賞等の決定を行っていました。 今年度は本会からの意見もあって、対象地区を当日街歩きして撮影した写真について、講評、賞の決定、フォトブック作成を行う方式に変更となりました。 対象地区は武蔵小杉駅周辺であり、川崎支部会員を始め各部会員も活動経験がある地区で、 これまでの活動を生かして、スムーズに事前準備や当日の運営が出来ました。武蔵小杉駅周辺は、近年、横須賀線の新駅が開業し駅前広場が整備されるとともに、工場跡地にタワーマンションや商業施設が次々竣工し、川崎市の中でも特に変貌している地区です。変貌が激しい中心部の周りには中原街道の町並み、二ヶ領用水や多摩川など歴史景観や自然景観があり、さまざまな表情を持った地区と言えます。 具体的に本会が協力した内容としては、事前にはチラシの作成・印刷や広報、当日には司会進行、パワポによる「景観とは」の説明、街歩きの引率(3方面)、参加者が撮影した写真の印刷、茶菓の用意等です。 当日の運営では特に写真の印刷の時間がタイトで、プリンターを2台持ち込んだり、送信先アドレスを準備しておくなど、時間短縮に腐心しました。
当日は天気にも恵まれ、下は20歳代から上は80歳代までの20人ほどの参加者により、和やかな雰囲気の中でイベントが行われました。街歩きでは、 本会の引率で街歩きする参加者も居ましたが、自らの思い思いの場所に行って撮影した参加者のほうが多いようでした。さて、肝心の参加者の皆さんが撮った写真のことですが、参加者の皆さんは武蔵小杉の景観の特徴をよく捉えていて、タワーマンションとその手前のひとが関わっている景色という構図の写真が多かったです。 講評では、石川先生は参加者の写真のよいところを見つけるのが上手で感心しましたし、参加者の皆さんも大変充実感を味わったと思います。 石川先生から、撮影場所のプロット図を見ると撮影場所が離れているので、様々な景観資源があるが、離れているマンション街や中原街道や二ケ領用水を結ぶまちづくりが大切という趣旨の話がありました。 また、新しい街であっても、昔からあり続ける社寺(残っているのは地域の人びとがきちんと維持していることの現れ)、特に行事と共に人びとの記憶に残っている神社の存在が地域にとって大切であるという趣旨の話もありました。さらに、写真などもきっかけにして、地域に関心を持ち、関わりを持って欲しいし、またそのことを周りの人に広めて欲しいという趣旨の話もありました。まさにおっしゃるとおりと感じるとともに、写真をきっかけに景観まちづくりが広がっていく可能性を感じました。 そして、市長賞(2点)は、タワーマンションを背景にした家族の写真と神社の写真が、石川先生が選ぶ石川賞は、通勤途上の少しだけ特徴的な交差点の写真が受賞しました。 最後に、次年度も同じイベントが川崎市内の他地区で行われることが十分に想定されます。 大変取り組みやすいイベントですので、その際には、スタッフとして参加してみてはいかがでしょうか。
弁護士会と建築士会の知識向上の為に「共に学び合う」相互交流会を試みました。
教育講習委員会では、主な講習会の開催行事として「倫理・技術・紛争等」を掲げています。杭長問題などでも報道されているように、近年の建築紛争が私達の身近なところでも見聞きするようになり、それを専門に扱う弁護士や調停員も少なく、その対応に難しさを感じています。
弁護士の方々にとっても、専門知識をようする建築紛争は、一般的に難しい分野に含まれるようで、建築紛争の初心者や
若手弁護士の為に、専門用語や図面の見かた、また、建築確認行為の仕組みを理解してもらう為に講習会の実施を行いたい。
平成27年1月より、それぞれ6人程度で、4回に渡り建築士と弁護士の連携に関する意見交換会を持ちました。
初めに、同年10月20日に「弁護士会主催の講習会が実現し、弁護士会へ教育講習委員会から2名の講師派遣を行いました。
テーマは「建築の基礎知識」
建築紛争の難しさは、専門用語や建築基準法の分かりづらい書き方に加え、技術的な判断を伴うことです。
意匠編では、建築用語や基準法の解説などを、構造編では、コンクリ-トとモルタルの違いからフープやかぶりの大切さまで、
丁寧に説明し、真剣に学んで頂きました。
約70名の建築紛争等の初心者の弁護士や若手弁護士の参加があり、建築への関心の高さが伺えました。
弁護士会主催の講習会の次は、建築士会主催の講習会。 (平成28年3月28日開催予定。)
テーマは「弁護士による建築紛争の経験事例」
弁護士側から、どのような事に気をつけるべきか、調査した事や裁判調書に書かれた事が、どのような展開
になっていくのか。
実務経験を通して講演して頂く予定です。
過去の事例を調べて読むことはできますが、不慣れな裁判用語や、言い回しをすらすらと
理解するには、かなり勉強を積み重ねなければ読み解く事はできません。実践の生の声を聞くことほど心に響く事はなく、
良い企画と思っています。
更に平成28年度の委員会行事として、弁護士を対象とした建築講座を試みたいと思います。
テ-マは「若い弁護士を対象とした建築裁判に必要な知識に関するセミナ-」(仮称)
事例内容の紹介・建築基準法・意匠・構造・地盤・施工・工事監理など設計上の知識から
準備書面の作成まで、建築紛争に関与する弁護士として必要な知識を習得する為に、5回シリ-ズで少人数で行う計画です。
弁護士会との交流の先に何があるのか?
他団体との相互交流は何をなすのか?
お互いに学び、知識を豊かにするだけでなく、 建築士の資格団体
である建築士会の社会に対する責任や貢献を、広く市民に知って頂ける為のきっかけになる事を望んでいます。
-以上-
2015(平成27)・2016(平成28)年度の総務企画委員会は、昨年6月、芝京子会員を委員長に発足しました。 前期から留任したベテラン委員の他、女性会員や若手、教育畑出身などの委員を新たに迎えたのは、 今の士会会員の多彩な構成をバランスよく反映し、かつ、様々な切り口から士会活動のあり方を議論してほしいという、 金子会長の強い思いによるものです。 さて、新委員会に与えられた最初の課題が、一級建築士試験の受験資格=実務経験条件の見直しに関する連合会アンケートでした。 昨年5月、建築士会連合会から各県士会に送られた依頼文は、耐震偽装事件を契機に厳格化された実務経験条件について、 見直しの要否やその内容を問うています。ただ、実務経験として追加すべき建築関係業務分野の例示(都市計画行政や建築教育)など、 暗黙のうちに、実務経験条件の緩和を求める方向が基調となっています。士会事務局では、まず、受付事務に従事し、 実務経験条件の判定にご苦労された試験監理員の皆さんへアンケートを行いました。
その結果、緩和した方がよいというご意見もありましたが、現行の条件どおりで支障ないとする監理員も多いという
結果になりました。また、9月には理事会の議決をいただいたうえで、会員向け意見募集を実施しましたが、
寄せられたご意見(真剣に検討された力作が多かったです)も見事に割れていました。総務企画委員会では、こうした経過で寄せられたご意見を読み解きながら、本県士会としての統一意見のとりまとめが可能か、議論をスタートさせました。ご意見の一方は、建築士は業務独占を認められた公共性の極めて高い資格であり、設計・工事監理の実務以外に安易に拡大すべきではないというもの。他方は、建築技術者の能力を求められる分野が今日幅広く拡大していること、そこでの経験が一切カウントされないは不合理との主張。また、学科試験合格後に、一定の実務経験を踏ませてから免許交付とするといった試験制度の大胆な改革案もありました。
本県をはじめ各県士会の会員の大多数が、設計・工事監理実務に携わっていることから、建築士の質の低下につながる恐れ
のある緩和には疑問がありますが、士会は、それ以外の分野の建築技術者も相集う唯一の場です。委員会内部でも悶々とした議論が続きましたが、統一意見に集約するのは断念し、両論併記で連合会に回答することとしました。これは、建築士会はどうあるべきか、設計・工事監理の仕事をメインに会の活動を組み立てるのか、異分野の交流も重要な要素とするのか、士会のあり方にもつながるテーマであることから、安易な一本化は行いませんでした。議論の中では「新たに受験する者の門戸を狭くしたままとする以上、既得権者は、資格返上など襟を正さなくてはいけないのでは」という本質的な問題点の指摘もありました。また「建築界に若者が飛び込んでくれるよう、新たな仕事も視野に入れた資格であってほしい」との提案もありました。
こうした議論と理事会での議決を経て、11月、連合会に回答しましたが、まことに残念なのはその後の連合会の態度です。本原稿執筆中の1月末時点でも、全国回答のとりまとめやそのフィードバックは一切行われておりません。総務企画委員会が、手間をかけて議論したのは、単なる受験資格の問題だけでなく、今後の建築士や士会のあり方に関連する課題と考えたからです。連合会は、地方の建築士の代表であるべきですが、随所に国の出先機関であるかのような対応が散見されます。この問題に限らず、本県士会も機会をとらえて連合会に物申していきたいと考えます。
ところで、3月22日に当委員会賛助会小委員会の主催で「税務・マイナンバー」講習会が開かれます。皆様のご参加をお待ち申し上げます。
来年度事業計画と予算案の調整時期。
部会活動は盛り上げていきたいのですが、受益者負担
原則の会長方針に従えば、参加費上げざるを得ず、会員としてのメリット感が薄らぎ
参加者が減少するのではとの心配もあり…
子どもの生活環境部会では、ワークショップや授業支援等を行うための講習会を開催したり、研修会に参加したりしてスキルアップを心がけています。昨年の8月に行われた建築学会こども教育支援建築会議主催の「小中学校の授業や市民講座でつかえるワークショップ実践者育成講座」には部会から3人参加しました。そこでは教室全体を使って風の流れを実験する授業や、「木のトランプ」を使った環境教育の授業を体験し、アプローチの多彩さや企画の流れについて学ぶ機会となりました。子ども部会でも、今まで県産材を使った木のパズルや樹種あてクイズなど、木をテーマに企画を開催してきていましたが、
「木のトランプ」には子どものみならず、大人にとっても魅力があることをを実感しました。
今回、この「木のトランプ」を子ども部会でも入手することができたので、3月に行う「子ども部会フェス」では、
多くの方にその素晴らしさを感じて頂き、どんな使い方ができるか?ワクワクする企画を一緒に考えたいと思っています。
また、ワークショップのスタッフの心構えを学ぶ場としての「ファシリテーター講座」開催は今年度で4回目となり、毎回様々な分野からご参加いただいています。違う分野の方々とも交流することができて、私達にとっても大変有意義な講習会となっています。
基本は人に寄り添うという事を知る講座なので、ワークショップスタッフとしてだけではなく、仕事の中で、生活していく上で、人と接する時にはどうしたら良いか、という 基本的な問いに対する答えを得られる場だと思います。子ども部会が開催する このような企画にも是非足をお運びください。
~子ども部会フェスのお知らせ~
おとなもこどもも一緒にワークショップ
木のトランプ・ミニハウス工作など楽しい企画が盛りだくさんです。
日 時:2016年3月27日(日)13:00~17:00
会 場:さくらワークス イベントスペース
参加費:おとな500円 こども・学生無料
申込み:kodomo@kanagawa-kentikusikai.com
2020年までの省エネ基準適合に向けての企画の第3弾、秋田県より西方里見先生をお迎えして
「最高の省エネ・エコ住宅をつくる方法/必見!2020年までの省エネ基準適合義務化をチャンスに変えろ!!」と
題した講習会が紅葉坂の横浜市教育会館にて1月23日に開催されました。
これから雪になるでしょうという天気予報のもと、会場は新たな知識を得ようと集まった50名もの熱気に包まれました。
昨年7月の省エネ新法公布直後に国土交通省・宮森剛氏を招き、その法の内容を解説していただき、
同年10月には岐阜県立森林アカデミーの辻充孝氏から断熱性能と日射熱取得の計算方法を学び、実践に備えました。
そして今回は省エネ・エコ住宅を設計されている(有)西方設計・設計チーム木(協)の代表・西方氏をお招きし、
お話をお聞きしました。西方氏からは、住宅性能を求める多くのエビデンスにふりまわされることなく、地に着いた設計をするためにはどうしたらよいのか、その方向を数多くの事例を使って示していただきました。
Q値・U値・C値・断熱材・窓・換気システムなどの仕様・データをもとに、それぞれの家の特徴を解説していただきました。
ときおり混じる氏の思い、たとえば窓に関しての日本と世界との考え方や技術力の違いについてなど、
とても興味深いお話の数々も聞くことができました。省エネ法が健康という側面をサポートし、
自立循環型設計へのガイドラインやCASBEE戸建てなどの研究・評価ツールが快適や省エネへの指標を示してくれたならば、
これをうけた建築士はどうすればよいのか?その姿勢のひとつを今日みることができたように感じます。
健康・快適・省エネといった人と家の関係性は、数値や仕様によって見える化をされてきました。 ではみえないもの(心地など)をどうかたちにしていくのか? 西方氏の話のなかにたびたび表れた「日本の気候にあった仕様」 とか「バランス」という言葉に、西方氏の設計への思いを感じることができました。
旧東海道藤沢宿の通りには江戸末期から昭和初期に建てられた町家や蔵が点在しています。本町4丁目にある鎌田商店石蔵は通りの南側にあってひときわ目を引く蔵です。明治30年(1897)に建てられた石蔵は地域の人々や旧東海道を訪ねて
歩く人々に長く親しまれています。
藤沢宿は慶長6年(1601)に東海道の宿場となりました。江戸後期には江の島参拝の拠点として栄え、明治以降は大火や震災による被害もありましたが、周辺の農業の発展と、近代化に伴う流通の拠点として隆盛を遂げました。
しかしその後、社会情勢の変化もあって商業地としての発展は停滞し貴重な歴史的遺産や景観が失われつつあるのが現状です。
鎌田商店は明治10年(1877)創業の紙商で、鎌倉をはじめ平塚・横浜方面とも取引がありました。
この蔵は明治30年(1897)に穀物蔵として建てられ、のちに商品(紙)蔵として使用されていました。
関東大震災にも耐え藤沢宿地区に現存する蔵の中で最大級のものです。
構造は木骨石造で、間口3間半、桁行7間。外壁の石材は鎌倉石です。
神奈川県内の地層では池子層、浦郷層、
野島層に産する凝灰質砂岩で、藤沢市内では片瀬山周辺で採掘されていました。
加工が容易で火に強いのが特徴で、鎌倉期から使われてきましたが、現在では採掘されていません。
外壁上部は波形鉄板張となっていますが、創建時は土壁に漆喰塗りであったと思われます。屋根は切妻で桟瓦葺き。
床は湿気を避けるためか土間にスノコを置いて使用しています。内部の壁に仕上げはなく、丸太の半割り材が壁を保護するために柱の間に並んでいます。あらわしになった小屋組はみごとで、梁には建設年や建築主、大工、石工の名前の墨書が見られます。
関東大震災後の補強とみられる丸太の大筋違や金物の使用など、建物を火災から守ることが主要だった時代から
耐震性の向上も求められるようになったことがうかがえます。
鎌田商店の店舗はこの石蔵に隣接してあったようですが現在は蔵を残すのみとなっています。
この建物は、歴史的建造物や庭園を会場に美術家のグループが展示を行う「藤沢
今昔まちなかアート」で2001年からほぼ毎年活用されており、美術展を通して新しい文化の発信拠点としても期
待されています。
昨年、スクランブル調査隊が建物の維持保全のための準備として現況調査を行いました。
概要
名 称:鎌田商店石蔵
所在地:藤沢市本町4丁目
建設年:明治30年
施 工:小林紋蔵(大工)(梁の墨書による)
平井久二郎(石工)(梁の墨書による)
構 造:木骨石造平屋建一部2階
屋 根:桟瓦葺き 切妻
外 壁:鎌倉石積み及び波形鉄板張(後補)
(スクランブル調査隊 佐藤 里紗)
平成28年1月18日(月)、7年ぶりの本会単独開催となる「平成28年 新春賀詞交歓会」が、以前と同じく
みなとみらいの「ナビオス横浜」で開催されました。なるべく多くの会員の皆様にご参加いただけるよう、
2時間繰り下がりの18時からの開催となりました。
今までの単独開催では100名程の参加者でしたが、久しぶりの本会のみの開催のためか、総勢159名の皆様にご参加いただき、会場内は熱気に包まれ和気あいあいとしたムードでスタートしました。
今回の司会者は、本会常任理事の雨森隆子氏、有泉ひとみ氏、玉野直美氏の女性3名、祝宴に華やかさを加えました。
開会にあたり金子修司会長より新年の挨拶があり、続いて来賓を代表して、
国土交通省関東地方整備局横浜営繕事務所長 岩野多恵様、
神奈川県県土整備局住宅企画・耐震改修促進担当部長 島田和明様、横浜市建築局長 坂和伸賢様よりご祝辞を頂戴した後、
来賓の方々のご紹介が行われました。(一社)神奈川県建築士事務所協会会長 小林忠志様より乾杯のご発声があり、賑やかに賀詞交歓会が始まりました。
歓談の中、司会より黒岩祐治神奈川県知事より頂戴した祝電が披露されました。
会の中で、今回初めてとなる、20年以上にわたり、本会会員としてご継続いただいたことに感謝し表彰をするものとして、
長寿会員表彰が行われました。
司会より受賞者21名の方をご紹介後、金子会長より、 受賞者の中で今回ご出席いただいた8名の方に感謝状と記念品が授与されました。
受賞者の皆様、おめでとうございました。
続いて、単独開催の賀詞交歓会では恒例の本年度新規に建築士に合格された新入会員のご紹介と建築士会バッチ授与式が行われました。今回ご出席いただいた5名の新入会員の皆さんと、今回一級建築士に合格した1名の会員にサプライズで、計6名の皆さんへ金子会長より建築士会のバッチがつけられ、お一人お一人にお祝いの言葉を述べられました。
その後も歓談は大いに盛り上がり、あっというまに時間がたちました。
中締めは、(公社)日本建築家協会関東甲信越支部神奈川地域会監査 中山和俊様による一本締めで、平成28年新年賀詞交歓会は大盛
況の内に閉幕しました。
単独開催となった本会新春賀詞交歓会では、日ごろ各行事に参加されている方はもちろん、久しぶりに参加された方や、本会行事に初参加の方にもお越しいただき、改めて会員の皆さんの交流を深めていただけたのではないかと思います。
次回の賀詞交歓会には、今回ご参加された皆様はもちろん、ご参加されなかった皆様も、ぜひご参加ください。