中支部の活動報告

よこはまラーニング2019「あらためてみてみよう、横浜三棟」(5/29開催)

2019/08/28

5月29日(水)に毎年恒例となっているよこはまラーニング2019を「あらためてみてみよう、横浜三塔」と言うテーマで実施しました。
まずは大正6年に開館した「横浜開港記念会館(ジャックの塔)」に訪れました。関東大震災での損壊・火災からの再建の様子や平成元年のドーム復元と重要文化財への指定等の歴史等をガイドの方から説明されました。
次に昭和3年竣工の「神奈川県庁本庁舎(キングの塔)」へ訪れ、県職員で建築士会会員でもある村島様さんにご案内いただきました。昨年度の改修で復元された4階の正庁(せいちょう)は大変な手間を掛け創建当時の様子を復元させたとの事で、その威厳ある雰囲気に圧倒されました。実際に使用されている庁舎としては日本で2番目に古いとの事です。
最後に訪れたのは昭和9年竣工の「横浜税関本関庁舎(クイーンの塔)」で、文字通りの税関の役割やその歴史等について映像を交えご説明いただきました。違法薬物や偽ブランド品の輸入等を水際でせき止める日々の努力が私達の生活を支えている事を痛感しました。1階の資料館には様々な資料が展示されており、学生等も多く訪れていました。
三塔はどれも近代建築史に欠かせないもので、県民として誇りに思える建築だと思うと同時に大切に守っていきたいと改めて思いました。
当日は心配されていた雨にも見舞われずとても楽しい見学会となりました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。