▼ 2018年11月17日
災害図上訓練(DIG)体験ワークショップ IN湘南
女性委員会・防災委員会によるコラボセミナー
災害図上訓練(DIG)体験ワークショップ IN湘南
去る、11月17日(土)藤沢市役所 5階 市民利用会議室において、災害図上訓練(DIG)体験ワークショップを13:30~17:00まで行いました。ディグ(DIG)とは英語で災害(ディザスター)をイマジネーションするゲームの頭文字を略して呼びます。
当日は、防災だるま塾の白田様と中村様に講師をして頂き、地元湘南支部の方々と女性委員会・防災委員会の総勢27名が参加されました。今回のワークショップは茅ヶ崎市の地図で3班(香川地区・円蔵地区・茅ヶ崎地区)にグループ分けして行われました。ステップ1では、地図上に鉄道・道路・川・学校・工場など色分けし、ステップ2は危険を予想される地帯や避難経路・避難場所等をマーキングし、ステップ3は地域で起こり得る被害を検討し、ステップ4で班ごとに災害を防ぐためにはどうすれば良いかを発表しました。
こうした体験を生かし、各自の地域で災害に備える活動が出来たら素晴らしいと感じました。
相磯 委員
▼ 2018年10月26日
第61回 建築士会全国大会「さいたま大会」
大会概要
テーマ:歴史に感謝 未来に約束 ~今 埼玉に集う 彩り豊かな暮らしの創造~
会場:大宮ソニックシティ、パレスホテル大宮
主催:公益社団法人 日本建築士会連合会
共催:関東甲信越建築士会ブロック会
主管:一般社団法人 埼玉建築士会
61回となる建築士会全国大会は、大宮駅前の大宮ソニックシチィにて開催されました。全国より3000人以上の建築士が参加し、各セッション、記念講演、大会式典、大交流会等のプログラムで開催されました。
27日は、6コースの地域交流見学会が開催され、埼玉の歴史、今を見る機会となりました。
防災まちづくりセッションに参加して
はじめに、日本建築士会連合会防災まちづくり部会長佐藤幸好氏の「復興等支援に係る事前活動指針」について概略説明を頂いた。
ステップ2:事前活動指針に係る取組事例
大分県建築士会より罹災証明交付支援活動について、和歌山県建築士会より応急木造仮設住宅の建設に関する協定について、徳島県建築士会より風水害等の被災住宅復旧マニュアルについて説明を頂きました。罹災証明のための被害認定調査については、被災者の応急仮設住宅の入居や行政の住宅復興支援金に大きく関わる事と、建築技術的な視点から、建築士・建築士会に対する協力要請のニーズが高まっているとの事であった。
風水害等による被災住宅復旧マニュアルでは、応急復旧活動フロー図にて全体の流れが分かり易く明示されている。また活動主体のやるべき事として、市町村のやるべきこと、建築士会のやるべきことを具体的に明示されていて、参考になるマニュアルであった。この資料がある事で事前防災活動に大変役立つと思われた。
ステップ3:発災現場での活動内容について
熊本建築士会から復旧復興の活動とその課題、岡山建築士会倉敷支部から災害時の建築相談開設と復興のまちづくり活動について報告があった。
熊本県では、県より建築士会に対して応急危険度判定の協力が少ないのではないかとの指摘があったそうですが、今回の地震被害が局所的なものでなく広範囲であり、被災している立場なので理解して頂くようお願いしたとの事でした。岡山県では、建築相談開設にあたり、マニュアルがなかったので徳島県で災害時の対応マニュアルがあることをお聞きして対応マニュアルを送って頂いたとの事でした。
東 委員長
▼ 2018年9月13日 災害支援からみる「社会に貢献する専門家」
~あなたは動き出す人となれるか~
主催:防災委員会(~スキルアップ講習会~)
後援:神奈川県大規模災害対策士業連絡協議会
日時:平成30年9月13日(木)午後6時~8時
日本女子大学家政学部住居学科教授、平田京子先生に、上記ご講演を頂きました。
感想・アンケート
『講演会に参加して』横浜支部 越智 英夫
10月に刊行するSALON No.89に掲載予定ですので、ぜひご覧ください。
▼ 2018年7月29日 平成30年度 第28回全国女性建築士連絡協議会(高知)
「未来へつなぐ居住環境づくり」~一周おくれで先頭に 伝統こそ最先端~
平成30年7月29日(日)
A分科会 「防災への取り組み」に参加して
・分科会の趣旨
地震大国の日本、これまで多くの地震災害に見舞われてきた。災害を完全に防ぐ事はできないが、災害に対する適切な知識や心構えを持ち、災害に有効な備えはできる。
また、災害を最小化する事が出来る。建築士として、減災の備えである「防災教育」に取り組んでいる高知建築士会の活動を体感しながら学ぶ。
A分科会は、高知建築士会、土居氏の司会で進められ、コメンテーターは、北山氏。高知県では、南海トラフ地震とその津波の発生を予測した防災対策が進んでいるとの事。防災教育ツールとして、リスクコミュニケーションを図り防災意識の向上に資する「逃げ地図づくり」について、説明がありました。
*逃げ地図の大きな3つのパート
1.災害のテーマを決める 2.地図をつくる 3.これからできることを考える
参加者を4グループに分け、パートに従い、「逃げ地図づくり」のワークショップでした。
*具体的なワークショップの流れ
自分の地域で起こりそうな災害を考え、危険な範囲を囲む、避難場所を決める、危険な場所に印をする、道に色を塗る(避難場所までの時間が分かるように、色の塗り分けをする)、できた地図を見ながら、ふり返る(気付いた事から、出来る事を考える)、発表して話し合う。以上の内容を80分で行いました。
「防災教育のための逃げ地図づくりマニュアル」が配布されました。
小学生から大人までできるこのワークショップは、地域を再認識できる事や観光客(特に外国人)などの地域外の人に対して、避難しやすい地域なのか、避難場所は、本当に安全なのかなど、色々な視点で地域を見る事ができます。災害はいつどこで起こるかもしれない今、「逃げ地図づくり」ような、実際災害時に活用できるワークショップは、とても重要で、私たち建築士の役割が、そこにあると感じました。
雨森 委員
▼ 2018年6月12日 意見交換会
意見交換会
災害時における住宅再建に係わる相談業務に関する意見交換会を神奈川県と行なう。
出席者:
県土整備局建築住宅部計画課住宅計画課
グループリーダー 辻本清一様
住宅設計課企画グループ 東国佳子様
【交換会内容】
1.「(仮称)神奈川県被災地住宅相談・災害時支援要請対応マニュアル」作成の経緯
2.「神奈川県被災住宅再建支援マニュアル」が想定している被害状況に関する要請
3.具体的な支援要請内容について
4.連絡体制について
上記内容にて、活発な意見交換が行われた。
▼ 2018年04月24日 東京建築士会防災委員会を訪問
東京建築士会防災委員会を訪問
東委員長と雨森が、東京建築士会の防災委員会へオブザーバーとして、参加させて頂く。 前回、当会へ来て頂き、会の活性化に向け、今後も情報交換等をさせて頂く事とする。
▼ 2018年03月13日 東京建築士会 来訪!
東京建築士会 来訪!
3月13日平成29年度最後の委員会に、東京建築士会・防災委員会の佐久間氏、河内氏、青年委員会から星野氏の3名が、出席された。
お互いの士会活動の紹介等を行い、委員会後、懇親会を開催した。身近な東京建築士会ではあるが、これまで、交流が無く、お互いの活動も知らずの情報交換となった。お会いし、話す事の重要性を再認識し、充実した時間となった。
今後、委員会として、交流を行い、お互いの会活動の活性化に努めたいと思いました。次は、当会が、東京士建築会防災委員会を訪問させて頂きます!!
神奈川県建築士会防災委員会との交流
去る3月13日(火)貴会防災委員会の定例会にお邪魔しました。
私達、東京士会の防災委員会は、4年ほど前に、それまでまちづくり委員会や青年委員会の中で行われてきた活動を、首都圏直下型地震が迫っているという報道などをきっかけに、独立した委員会として設置されたものだろうと思います(不知詳細)。
そうした経緯からか、つい最近までの会での議論は、「委員会として何をやりましょう?」でした。これは、考えてみれば無理からぬことで、「防災」と一口に言っても、中身は多岐にわたり、どれも難しいことばかりです。
そうした折に「交流しませんか?」の声をかけていただき、この度の訪問となったわけです。
定例の会合にオブザーバーとして参加させていただいたのですが、当方、驚きの連続、目からウロコの思いでした。
何よりも驚いたのは、次年度のスケジュール表。
一目で活動の全容が把握できます。建築の仕事もそうですが、先の見えない状態で前に進むのと、たとえ朧気であっても目標に向かって進むのとでは、気持ちと進行に雲泥の差があります。士会委員会という全く独立した個人の集まりの場合は、特にです(この間の冬季五輪スケート女子のパシュートで日本とオランダの違いを思いました)。
そして、次が「被災地住宅相談支援マニュアル」で、実績に裏打ちされ、練られていることがよくわかります。 委員の皆さんも多士済済、アットホームな雰囲気の中、真剣に議論されている姿に感動しました。
東京は、見せられるようなものはまだ何も無い状態(と言って、最初、東京士会の事務局は、神奈川県建築士会からの提案を断った)ですが、むしろ、だからこそ、交流しなければいけないのだと、改めて思った次第です。 神奈川士会防災委員会の皆様、ありがとうございました。
東京建築士会防災委員会 佐久間 博
▼ 2018年02月08-09日
第22回「震災対策技術展」横浜 パシフィコ横浜にて
第22回「震災対策技術展」横浜
日時:H30.2月8日~9日
場所:パシフィコ横浜
同時に、第9回「振動技術展」開催
2日間で来場者数 18,657名
国内の地震・自然災害対策関係者が出展する日本唯一の技術見本市で、多くの関連セミナーが開催される。9日、閉会前になんとか駆け込み、一部のブースを見てきました。
来年の予定も決定して おります。是非、来年こそ、余裕持って来場したいと思います。皆様も、どうぞご参加ください!!
雨森 委員
参加レポート: 第22回震災対策技術展 横浜
平成30年2月8日横浜で行われた震災対策技術展におけるセミナーに参加してきました。
【会場 構造計画研究所のコーナーで阪神大震災の地震の揺れを体験いたしました。】
体験で初期の揺れが大きく、部屋の中を映し出しているゴーグルをかけるのですが、初期の揺れで相当振られるのがよくわかります。
□ 防災のとらえ方、災害情報とのつきあい方~海外の事例も踏まえて~
筑波大学システム情報系 梅本通孝准教授
上記にあるように、これまでは、ハード防災が重視される傾向にあったが、被害を拡大させるかさせないかは、事前に、どれだけ被害を想定できるかそして対策をどれだけ具体化できているかが被害の拡大を食い止めるソフト防災が重要である事を再認識いたしました。
東二郎 委員長
▼ 2018年01月13日 女性委員会・防災委員会・中支部共催
「地域防災」について考えよう (講演・ワークショップ)
第5回コラボセミナー IN 平塚
「「地域防災」について考えよう (講演・ワークショップ)
講演:「地域の防災活動(発災直後~避難所運営)」平塚市の防災への取組
平塚市災害対策課 榎堅吾 氏
講演:「災害時の女性の視点」
だるま塾・高松清美 氏
ワークショップ:折り紙建築「平塚市新市庁舎をつくろう!!」
女性委員会委員長 茶谷亜矢 氏
講演会について
講演1は「地域の防災活動―平塚市の防災への取り組み」と題し、元消防レスキュー隊員だった、市防災対策課の榎氏がプロジェクターを用いて、平塚市立体育館での総合防災訓練の様子を説明されました。訓練は自治会の協力を得て地域住民が参加し、平塚市職員の指導および榎氏の実況中継により、地震発生時の個人の行動防御から近隣公園など拠点毎の住民同士のお互いの安否確認救助を行なう自助・共助(近所)の活動地域篇および、その後の避難所設営および運営篇までを訓練時の写真やイラストなどに基づき語られました。纏めの言葉として『訓練は災害のように、災害は訓練のように=訓練に終わりなし=』という消防らしい言葉で締めくくられました。
講演2は「災害時における女性の視点」と題し、防災塾・だるまの高松幹事による被災当時の被災地視察体験を語られました。7年前の東日本大震災の津波被災地、岩手、宮城、福島富岡、を巡回し福島原発近くでは防護服着用、2016年熊本地震の折には4月と6月に南阿蘇の避難所も訪れ、炊き出しもしたそうです。その経験から避難所でのプライバシー確保が何よりも大切であり、トイレ使用法、水廻サニタリー、防犯対策に配慮が必要なこと、仮設住宅や復興住宅でも、コミュニテイの形成、近隣交流など多くの課題があることを語られました。高松氏は「お互いの思いやり、女性の知恵をもっと生かすこと」を心掛けたいものです、と結びました。
ワークショップ「平塚新庁舎をカード(折り紙建築)にしよう」女性委員会委員長茶谷氏の説明により作業時間約30分にて立体カードを作成しました。あわただしいところもありましたが、3部構成の充実したセミナーでした。
遠藤正治 委員