関ブロ大会報告
各分科会ご案内
第1分科会
テーマ 「地域を学び考える」
■「地域を学び考える」活動報告の趣旨
関東甲信越ブロックの各都県は、広く位置し各地域における気候、生活スタイルも異なっています。
建築士が取り組んでいる課題は、まちづくりや環境問題、こども環境や高齢化社会など幅が広いのが現状です。
活動報告では、各都県で行っている活動について、地域に即した知恵と手法で行っている活動について「学び考える」場とします。
地域実践活動報告として、各都県で選び抜かれた活動について、報告頂きます。地域の特徴と考え方、
その活動を学ぶことで、地域に根ざした建築士の存在を再認識し、今後の可能性を探る場としました。
第2分科会
鎌倉市常盤住宅設計競技「良質な都市のストックとしての住宅」
コンペのテーマ「良質な都市のストックとしての住宅」は、人口減少時代・環境配慮時代を迎えた現代の大きな社会問題である
住宅に着目したテーマである。
コンペ参加者は住宅を都市のストックとして捉えるにあたり、住宅問題について学び考える。
そして、案作成時には建築意匠、構造、技術、材料、室内環境等に関して学び考える。
今回のコンペは、学び考えることのできる建築士の存在を設計競技を通して社会に知らしめる機会である。
■設計競技の趣旨
現存する住戸は5200万戸とも言われ、総世帯数を大きく上回っています。同時に世帯構成は多様化の方向に向かっています。
成熟社会において求められる住宅は、リフォームを繰り返しながら長期間にわたり使われる寿命の長い住宅です。
家族構成は時の経過と共に変化します。現在、広い住宅に老夫婦二人が生活している場合や、
小さな住宅に家族4人が生活している場合も見られます。リフォームがしやすく、
中古住宅としても新たな価値が見出せる住宅が必要とされています。
住宅の普遍的要素と可変的要素を定義した上で、都市のストックとして魅力的で寿命の長い住宅の提案を広く求めるものです。
尚、本設計競技の提案はオール電化住宅とします。
≫詳細は関ブロ神奈川公式サイト・設計競技情報ページへ
第3分科会
建築士の為の意見交流会
バブル崩壊から10年以上経過し、価格破壊を皮切りに、耐震偽装問題から建築士法の法改正問題まで、
昨今の建築士を取り巻く環境は厳しい。
建設分野の将来を担う若手建築士を中心に、現状の打破しなければならない様々な問題をお互いに認識し、
真の社会的信頼を得る将来の建築士像について考える。さらに、職能の異なる建築士のあり方について、見直す機会とする。
1 開催に至るまでの経過
関ブロ青年協は、ほぼ毎年、各大会において分科会等の場で、主に建築士のあり方に関する議論を行ってきたが、
継続的に取り組むところまでは行かず、残念ながら結果として単発的で散漫な議論となっていた。
他方、昨今の社会情勢を鑑みると、欠陥住宅問題や耐震偽装問題から建築士法の改正問題まで、
建築分野の将来を担う青年建築士を取り巻く環境は厳しさを増している。
そこで、今回、神奈川大会を開催するに当たり、現状の様々な課題について認識を共有し、
真に社会的信頼を得られる建築士像について考えることを目指し、第一歩として、住まい手との十分な意思疎通や信頼関係の構築について
考えるべきとの結論に至ったものである。
実施方法に関しては、東京建築士会青年委員会からの提案もあって、住まい手へのアンケート調査の実施などの事前準備を行いそれを
材料に議論することで、神奈川大会後の継続的な議論も目論むものとしました。
≫詳細は関ブロ神奈川公式サイト・第3分科会ページへ
第4分科会
セミナー・ワークショップ
個々の建築士の資質・技術のレベルアップが今大会の目標である。大学開催の利点を生かしたセミナーやワークショップは、 そのテーマの多様性を図り、小規模の企画を数多く行う事が出来る。結果として、全体としては多くの参加者の要望に答え、 参加者は少人数のセミナーでネットワークの構築まで出来る企画とする。建築士以外の参加を広く求め、 建築士と社会の接点を広げる事も目標としました。