いつか行ってみたいと思っていた「蓬莱橋」が見学できるとあって、全国大会二日目の見学会「静岡茶文化と東海道史跡めぐり」に迷わず参加した。暖かな快晴だった。
「世界一長い木造歩道橋」とギネス認定を受けた、大井川にかかる全長897.4mの蓬莱橋。江戸時代が終わりをつげ、川向うの山の奥の牧之原の茶畑を開拓した者たちが共同出資で農業用の橋を架け、「賃取橋」とした。
橋の中央付近まで歩くと、大井川の上を渡る風に足元から吹き飛ばされそうであった。
橋を渡り切ることは時間が許さず個人的には大変残念に思ったが、その後バスは橋向こうの山に隠れた牧之原へ。茶畑の中を縫うように走り「ふじのくに茶の都ミュージアム」では小堀遠州の綺麗寂びに触れ水路に突き出た「向峯居」の床の穴に驚き、良い一日だった。
大会を通じて静岡支部スタッフの方々が良く対応下さり誠にありがとうございました。
横浜支部 小田川 友子